ひょっこりシアター「演劇体験ワークショップ」2回目は、スタッフ5名 サポーターズ2名、参加者14名でした。今回の参加者の中には、初めてワークショップに参加する方が3名おられ、演劇の輪の広がりを感じます。
さて、今日はいつものスタジオではなく、劇場でのワークショップとなりました。
初めて参加のメンバーもいたので、「はじめまして」のゲームをしようとしたら、突然、参加者の中からハイタッチが始待ったのです。隣の人にハイタッチし隣の人の名前を呼ぶ、そんなゲームが生まれました。それが、両手タッチ、指タッチなど様々な身体表現に変化していきます。誰かに決められたのではなく、自然な変化が続き、それが、ボール回しや食べ物(イメージ)回しにどんどん変化していきました。もう一度、みんなの名前を呼びながらハイタッチ回しをし、14名が一つの輪になりました。
次は前回に続き、「何やっているでしょう?」ゲーム。ジェスチャーをし、みんなであてるゲームです。今日は、なぜか、様々なスポーツシーンのジェスチャーが続き、途中から「オリンピック種目しばり」のようにもなっていきました。その後、アイドル歌手などが表現され、みんなのジェスチャーがつながっていく様子を見る事ができました。 その流れで演劇創作へ。今日は、夏休み(夏の休み)というテーマとチームメンバーが発表されました。チームに分かれた後は、それぞれで自己紹介した後、「夏といえば…」と連想したり、この夏やっていることを発表しあったりしながら、みんなのイメージを近づけていきました。内容や配役が決まり練習するチーム、制限時間いっぱいまで内容を話し合うチームとそれぞれでしたが、発表の時間がやってきました。
1番に手を挙げたのが、しょうこ、むつみ、たいき、まーぷーチーム。
盆踊りをしたかと思うと温泉に行き、海にいって遊んだかと思うとまた温泉に行き、かき氷を食べたり、お化けやしきに行ったり、夏の場面を盛り込んだ発表でした。それぞれのシーンの中に笑いがあり、また場面がよくわかる発表でした。
2番目は、 みさ、たかゆき、えり、はなちゃんチーム
このチームは、夏祭りの場面なのか、からあげを食べたり、スーパーボールすくいをしたり、おばけやしきに行ったりしたあと、花火を見るというシーンが演じられました。このチームは、各演技のクオリティーが高く、またワンシーンごとオチも作られていて、よくできていました。
3番目は、 こうき、せい、しんご、そうた、みっちゃんチーム
クーラー壊れた狭い部屋に男が4人、そこでキャンプを計画し、車にキャンプ用本を積み込んだものの、車の免許を誰も持っていない…。しかたがないからベランダでキャンプをすることにして、バーベキューを楽しんでいると、夜空に花火が見えるという発表でした。若者の夏そのものに見えたり、若手イケメン俳優4人がしゃべっているシーンに見えたりと、見ている人たちにわくわく感を与えました。続編が見たくなる発表でした。
最後の発表は、やすと、しげみ、はると、かれん、ともちんチーム。
普通の夏休みの朝、ラジオ体操の場面から始まりますが、やすとには、ほかの人が見えない誰かが見えています。観客には、その誰かも見えていますが、演者には見えていないという演出でした。しかし、場面が変わり、花火大会のシーン、夜になると、その誰か(幽霊かな?)は、みんなにも見え、花火大会を楽しむ仲間の中に加わります。一緒にから揚げを食べたり、花火を見たりして楽しみます。しかし、その帰り際、ゆうれいは、「一緒に遊ぼうよ!」と、はるとを連れて行こうとするという部分で発表は終わります。
朝には、一部の人にしかみえなくても、夜になると、全員に姿が見えるというオカルトでした。しかし、見方を変えると、おばけもラジオ体操や花火大会に加わりながら、夏休みを堪能している楽しさも感じられました。
今回は、前回と違ったメンバーが加わりながらも、短い時間でそれぞれのチームが工夫を凝らして楽しい劇を作りました。「はじめまして」の人がいても、チームでイメージを上手く共通し、そこに個々のアイデアが重なって、みんな素敵で楽しい発表でした。今日は、1階の劇場でワークショップを行ったので、それぞれのチームの発表は、いつもの自然光のスタジオとは違い、照明機材の効果もあって「ホンモノ」のようでした。
ワークショップが終わってもみんなが劇場から出ていかず、余韻に浸りながらスタッフを交えおしゃべりが続いていたことが、今日の楽しさを物語っていました。
次回は9月28日と少し期間が空きますが、次回も楽しみで仕方がありません。
演劇を全くやったことがなくても、大丈夫です。
江原河畔劇場にひょっこりやってきて一緒に楽しい時間を過ごしませんか?
サポーターズ おおたる&とも
【ひょっこりシアター2024体験ワークショップ】
ワークショップ実施日:2024年8月3日(土)