たじま児童劇団

2024.1.20[小学生の部]活動レポート

1月20日(土)今日もたじま児童劇団のみんなが劇場に集まってきます。

今日のアップは、柔軟!スタジオで輪になって、それぞれの持ち寄った柔軟体操をみんなでまねっこしてみます。開脚でペタンと床に体がくっつく人や、カエル足が得意な人、すごいねー!と声を掛け合いながら、いろいろな体操をしました。

2月に発表会を控えるメンバー達。本番に近づくにつれて、いつもはしない動きをすることが増えたり、体に疲れが溜まったりすることがあります。柔軟体操をして体を温めたり柔らかくしたりしながら、怪我のリスクを減らして、よりよいパフォーマンスを目指しましょう!💪

そして早速、今日の創作に取り掛かります。

これまでの活動では村井ちゃんから渡されたお題から劇を作っていましたが、今日はなんと、作り方はフリー。3つのチームに分かれて、まずどんな劇を作りたいかから話し合い、お話の骨組みを考えていきます。

そして、20分後に中間発表を行いました。

最初のチームは、「将来の夢」をテーマに、チーム4人のそれぞれの将来の夢をみんなでやってみるお話。やりたい役から発想した劇です。ツッコミどころ満載の回想シーンと、シーンとシーンの間をつなぐブリッジが魅力的でしたが、順番を整理することで、もっとすっきり見せられるのではないかという意見が出ました。

2つ目のチームは、消費税がいきなり200パーセントになった世界を劇にしました。ニュースキャスターやコンビニ店員、ポケモンカード屋の店長など、3人の俳優で色んな大人を見事に演じ分けていました。

最後のチームは、子供の刑務所の話。主人公の2人がお正月の夜中に子供だけで初詣に行こうとして、刑務所に入れられます。雑居房に入ると、彼氏を作って牢屋に入れられた小学生と、親のクレジットカードでゲームに課金した罪で何度も捕まって、そして何度も脱獄している脱獄王が登場します。お芝居の中で「だらだらしたい」と「脱獄したい」という二つのアイディアが組み合わさってできた劇です。もう少し大きな声で演じた方がいいよ、というアドバイスや、どんな世界なのかが気になる、という意見も。

そして、それぞれのチームがお客さんからのフィードバックを受けてブラッシュアップを行います。みんな、限られた時間でひとつひとつアイディアを出し合って問題点を解決していきます。

2回目の発表では、どのチームも最後のシーンまで上演できました。

「将来の夢」のチームは、それぞれの夢に対してテンポ良くツッコミ合う、掛け合いの楽しい劇になりました。

「増税」のチームはタイトルを「とんでもない閣総理大臣」として、高額増税をした総理大臣を引き摺り下ろす大どんでん劇に。それぞれのキャラクターの魅力がより引き出されました。

「脱獄」のチームは、刑務所のシーンの最後に主人公の2人が牢屋の中で食事をするシーンを付け足しました。不条理な世界の登場人物たちと淡々とした主人公たちの会話のリズムのギャップが印象的でした。

発表会に向けて、みんなの興味のある分野や、得意なお芝居が少しずつはっきりしてきました。みんなの想像力がそれぞれ色んな方向に広がっていて、とても魅力的です。

発表会ではどんな作品が上演されるのでしょうか。みなさん、どうぞお楽しみに!

【スタッフ 山田】

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