たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。
今日は、中高生の部の活動レポートです!
2022.3.21[中高生の部]活動レポート
1月上旬の初公演『十五少年・少女漂流記』終了後初にして今年度さいごの活動が行われました。
2か月ぶりに顔を合わせるメンバー達、ワクワクした顔でスタジオ入りするものの、彼らにとっての2か月は久々すぎて、誰に何をどう話しかけていいのか…モジモジ…。とりあえず、窓の景色を眺めたり、ソワソワ…。スタジオ全体が緊張の静けさに襲われます…(笑)
そこで、講師の田上豊によるアイスブレイクゲーム!公演時の役名や、隣の人に別の名前(「エリザベス」「J」「坂本龍馬」とか…w)をつけて呼び合う鬼ごっこ=「なまえ鬼」。また、全員が協力して鬼を椅子に座らせない「椅子取りゲーム」で、ボルテージが一気に急上昇したメンバー達。窓の外もポカポカ陽気で、少し汗ばむくらい体も気持ちも温まりました。
その後、オリザさんからの提案で、一人1分スピーチ。これまで活動を一人一人振り返ります。全員が、本当に楽しい時間を仲間と共有できたこと、そんな仲間と出会えたこと、少しずつ仲間になっていけたこと、そして自分自身の成長を実感したことなど伝えてくれました。あの濃密な2週間の感動が去来します。
今度は4チームに分かれ、今後の活動でやってみたいことをグループでディスカッションします。「全国ツアー公演」「ワイヤーアクション」「小さい子ども向け公演」「海外合宿」!(笑)など、愉快なアイデアや現実的な提案がたくさん出ました。
そして、これまで応援し見守って下さった保護者の皆様からも一言ずつ頂戴しました。この活動やお子さんに対する思い・関わり方を伺って、子ども達がどうしてこんなにみんな素敵なのか、少しわかった気がしたスタッフです。窓の外では急な雨が降りだしましたが、スタジオ内は温かい空気に包まれました。
最後にオリザさんから、この但馬の地で、この劇場で、この児童劇団をやっていく意義や、今後の展望などが改めて語られました。そして印象的な言葉をメンバー達へ贈ってくれました。全員が、胸にワクワクを抱いたような充実の笑顔で別れ、今期の活動は幕を下ろしました。
2022年度はまた改めてメンバーを募り、夏頃から活動が始まる予定です。来年度も「たじま児童劇団」への応援・ご支援の程どうぞよろしくお願いいたします!
[スタッフ 福田]