たじま児童劇団

たじま児童劇団第2期(小学生の部)活動スタート!

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、小学生の部の活動レポートです!

2022.8.6[小学生の部]活動レポート

たじま児童劇団・第2期、小学生の部がはじまりました!第1期から継続して江原河畔劇場に通ってくれている子は、すっかり空間に慣れており、集合の1時間前から来て(笑)、我が庭のように遊びまわっています。今回初めて参加する子も少し緊張した面持ちながら、経験者の子どもたちの明るい雰囲気に乗せられるようにどんどん柔らかい表情になっていったのが、本当に印象的でした。

お互いのことを知るために、じゃんけんゲームや仲間探しゲーム、拍手回しなど簡単なアイスブレイクゲームからスタート。講師のむらいちゃんから、拍手回しゲームの際、「相手にちゃんと渡してね」「相手からちゃんと受け取ってね」と声かけがあったのが印象的でした。これも大切な目に見えないキモチの交換ですよね。

今日の本題、ジェスチャーゲームへ。4チームに分かれて、お題から自分たちで考えていきます。みんな、もうすっかり話し合いが上手くなっていて、こちらから促さなくても勝手に立ち稽古を始めるたくましさ!確実に演劇の種が子どもたちの手で育ち、芽が出ている事に、あまりの嬉しさにニヤニヤしてしまいます。少し心配していた、経験者と未経験者の差異など子どもたちには全く関係ないようです。

子どもたちが考えたお題は、『リレー』『学校の授業』『海』『コンビニ』です。そして、いざ発表。みんな見せ方がうまい!空間いっぱいに演技エリアを確保したり、動きを工夫したり、しっかり観客を意識した作り方ができています。ここまでは、アップという感じでしょうか笑そしてこれにむらいちゃんが考えた、新たなお題をプラスしていきます!今度は台詞ありで作り直します。

『リレー』←ゴミ箱/『学校の授業』←お地蔵さん/『海』←火事/『コンビニ』←たわし

子どもたちが考えたお題に対して一見突飛に見えるこの新たなお題たちですが、たじま児童劇団の子どもたちにかかればなんのその。魔法のアイテムを手に入れたようにお話がどんどん膨らんでいきます!!ゴミ箱は捨てても捨ててもゴミが戻ってきちゃうし、お地蔵さんはこっそり授業に参加しちゃうし、火事で楽しいはずの海辺のキャンプが大変な事になっちゃうし、たわしの在庫を焼却しようとコンビニ店員がキャンペーンを打ち出したり、、、笑 奇想天外な発想に大笑いしてしまいました〜。そして、本日一番「う〜ん」と感心してしまったのは、その奇想天外な発想を成立させるために、子どもたちが台詞や登場人物の出入り、演技を工夫していたことです。発想だけで終わらせない、持久力というんでしょうか、そんな凄みを感じたのです。もう立派な演劇人たちが、そこにはいました。

【スタッフ 髙橋】

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