たじま児童劇団

2021.10.10 [小学生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、小学生の部「とよとよシアター」の活動レポートです!

2021.10.10[小学生の部]活動レポート

10月2回目の活動となる10日㈰、一週間ぶり活動だったので、緊張感などはみんなほぼ解れていた状態からのスタート。今日はゲームも手短に済ませて、早速!劇の創作に移ります。

前回に引き続き、「自分のやりたい役」をそれぞれ考えて、その役が全員でてくるお話をチームでつくる、という創作方法。前回も見事な妄想を炸裂させて作品を創ってもらい、子ども達の能力の高さを改めて実感した私達。な・の・で、今回はすこしハードルを上げて!創作の途中にいくつか課題を提案させてもらいました。まずは前回同様、3チームに分かれてそれぞれやりたい役を考えていきます。すぐにコレ!と決まる子もいれば、誰かの役に合わせて柔軟に自分の役を変える子もいました。みんなどうやったら作品が作りやすくなるか・面白くなるかチームで頭をひねっています。作品が少し立ち上がりだしたところで…

まずは一つ目の課題!『江原河畔劇場のどの【場所】を使ってもOK』というもの。いつもは2Fスタジオで創作から発表までをやっていましたが、早速スタジオを飛び出して自分たちの作品にピッタリな場所を探す2チーム。残りの1チームはスタジオを広~く使って作りました。

そしてさらに二つ目の課題!『1つの決まった「セリフ」を必ず入れる』というもの。セリフはくじ引きで決まります。くじを開いた瞬間「何これ~!」「え、どゆこと?」と絶叫や戸惑う声など、リアクションも様々…(笑)それら2つの課題を乗り越えて、今回もたった45分程で”子ども達だけで作った”作品が完成しました!すごい!

◎1組目、【ロビー】のベンチを使って、有名人と偶然乗り合わせた電車の中を表現したチーム。課題セリフは「いつからそこにいたの」

◎2組目、【キッチン】を使った、ボロい消しゴムとゴミ箱に捨てられたテスト用紙によるシュールな会話劇。課題セリフは「きみさっき魚さわったでしょ」

◎3組目、【スタジオ】を広々と使った、時計を巡る忍者と魔女によるスペクタクルバトル。課題セリフは「いいや、暑いくらいだ」

登場人物の人間関係や続きがすごく気になる作品、ほのぼのかと思いきや…まさかの展開w!で終わった作品、小道具や大道具を巧みに使い、世界観を見事に表現した作品、今日もどれも面白かった~!みんな場所を上手に使い、自分達のやりたいことをやりきっていました!実は今回、いつもの講師であるむらいちゃんが公演の本番があるため、いつもアシスタントで入っている”みっちゃん”と”ともちん”が講師をつとめました。しかし、めきめきと演劇スキルを上げてきてる子ども達の、頼りがいある様子に助けられながら、最後まで楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。

次回は11月。また1か月ほど空きますが、また子ども達が生み出す感動の一瞬に立ち会えることが、今から待ち遠しくてたまりません。

[スタッフ 福田]

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