たじま児童劇団

2023.11.11[小学生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、小学生の部の活動レポートです!

2023.11.11[小学生の部]活動レポート

ー2023年11月11日(土)小学生の部 第5回目 活動レポートー

2023年11月11日㈯のたじま児童劇団小学生の部はドッチボールから始まりました。今回の参加者は11人。温まった体で、まずは腹式呼吸から始めました。腹式呼吸とは「肩や胸の辺りではなくお腹の辺りにある横隔膜を広げて行う呼吸方法」だということを学び、みんなで実践しました。横になってお腹をおさえて、呼吸することで実際にお腹が膨らんでいることを実感しました。それから発声練習を行いました。「あえいうえおあお」とお腹をおさえながら発声しました。講師のまーぷーの真似をして、口を大きく動かします。みんな感覚を掴むのが上手くて、どんどんはっきりとした大きな声が出るようになっていきました。

そして、今日は台本を用いた創作を行います。タイトルは『マッチ売りの少年、少女』。まーぷーが今回のために書き下ろしてくれました。まずは配役を決めずに台本を一周、読んでみました。みんな真剣に他の人のセリフを聞いて、笑ったり驚いたりしながら楽しんでいました。お話の何が面白くて、どこが笑いどころなのか、真面目なところなのか、初めて読んでいるのによく理解しているようです。各自好きな役に立候補し、それぞれの配役が決まりました。アシスタントも含め3チームに分かれ、合わせて3つのシーンを稽古しました。すぐに立ち稽古を始め、動きをつけながらセリフを読んでいきます。大人からのアイディアに頼らずに、自分たちでどんどんオリジナルの動きを作っていき、1時間に満たない稽古時間であっという間にシーンが完成しました。今年で2年目、3年目になるメンバーも多く、創作なんてへっちゃらと言わんばかりにグングンとシーンを作っていきます。それにつられるように、他のメンバーも自由でのびのびとした発想で創作し、安心できる環境が広まっています。発表の前に「場当たり」をしました。「場当たり」とはそれぞれのシーンを順番につなぎ、一つの作品とするための調整をすることです。別々に稽古をしていた各チームが、台本の順番に合うように舞台袖で自分の番をこっそりと待ちます。自分のシーンの前後での移動はお客さんに見えてしまいますが、そこはしっかりと役との演じ分けをしていて感心しました。

いよいよ本番となり、青年団の劇団員さんたちが見に来てくれました。一度の場当たりからさらにググンと急成長し、発表は止まることも間違えることもなく大成功。お客さんからも大満足の感想を頂きました。普段は大きく声を出せても、舞台上だと緊張して声が小さくなってしまうこともありますが、今日はみんなスタジオ中に響く声で演じていました。今年も寒くなってきましたが、たじま児童劇団はますます元気に活動しています。

【スタッフ 竹内】

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