たじま児童劇団

2024.10.05[小学生の部]活動レポート

秋の長雨もなんのその、本日は快晴です。2階スタジオの窓を全開に、江原河畔劇場に秋の空気を入れつつ活動は進みました。とっても気持ちがよかったです〜。

子どもたちは、様々な小学校から、この児童劇団に通って来てくれていますが、どの小学校も運動会シーズンのようで、みんなよく日焼けしています笑。

さてさて、今回の活動で、遂に台本に挑戦です!!

今までは、子どもたちから出てきた設定やプロットを自由な言葉で、つまりアドリブで物語を創作してきました。

でも今日は、豊岡市の全小学校の授業でも実施されている、『転校生がやってきた』という短い台本を使って他者が書いた台詞に挑戦します。

台本の流れは以下のようです。

①朝の教室。生徒たちが登校してくる。教室はワイワイとうるさい。

②そこに先生が転校生を連れて入ってくる。転校生は、長野から引っ越してきました。

③先生が退場し生徒たちだけになる。

どうやったら自分の言葉のように台詞を言うことができるのか、先生がいる時といない時では自分の態度はどのように変化するのか、意識的に捉えていきます。

そしてチームごとに、まずは発表!

村井ちゃんに各チームが工夫した点などを好評してもらい、全体でシェアします。

「演技が上手い!!」と村井ちゃんから褒められて嬉しそうな子供たち。

そして次のステップに進みます!

あら大変!台本は、ほぼ虫食いの状態です!!

元々ある台本の流れは生かしつつ、転校生が何処から来たのか、朝の教室ではどんな会話がされているのか、全て一から考え、その難しさと面白さを子どもたちは体験していきます。

各チーム、なかなかユニークな転校生たちがやって来ました。

◯火星から来たはるひと

このチームは、宇宙人を受け入れ、なぁんか仲良くなっちゃうところが微笑ましかったです。宇宙人一週間という名前もユニークでした。

宇宙人が転校してくる日も、そう遠くない将来かも知れません。

○ラスベガスから来たあきと

子どもがカジノ好きというユニークな設定。そのぶっ飛んだお金持ち具合にやや引き気味の生徒たち(笑)。格差社会を見せつける??社会派ドラマでした。

◯アメリカとイギリスから来たさわとうみ

このチームは、2人の転校生がやって来ます。工夫したのは、1人が日本語が聞き取れて、書くことは出来るけど、喋れない転校生にしたところです。黒板に書くことで会話を成立させるアイディアは、お見事でした!

(スタッフ 髙橋智子)