ー2024年11月30日(土)小学生の部 第8回目 活動レポートー
今日の小学生の部は、年に一度の「お楽しみ回」!まーぷーが講師の回です!
昨年に引き続き、この日のために台本を書き下ろしてくれました!
台本は2つあり、1本目はコアラのお話🐨、2本目がナマケモノのお話です🦥
いったい、どのような劇が完成したのでしょうか?
まずは、みんなが大好きな「ウインクキラー」をして身体を温めました。
今日は、キラー役のメンバーの《なりきり力》が光っていました✨「怖い怖い」とつぶやきながら歩いていたり、審判のまーぷーに「あと何人?」と残っているキラーの数を聞いていたり……。どうやったらキラーに見えないかを考える思考力と、それを実践する実行力、そして演技力。みんなが日に日に成長していることを実感しました!
身体も温まったところで、次は腹式呼吸をしました。
腹式呼吸は、肺の下にある横隔膜という筋肉を広げて呼吸をします。普段している肺呼吸とは違い、息を吸うとお腹が膨らみます。
まーぷー曰く、これをマスターすると、大きな声を出し続けても喉が枯れないそうです!
腹式呼吸のすごさを知りつつ、みんなで吸って吐いてを繰り返しました。
その次は発声練習をしました。さっき行った腹式呼吸がここで生かされます!
まず、「あえいうえおあお」と短く区切りながら、お腹を使って大きな声を出します。
みんなで口をめいっぱい開きながら発声をしました!
次に、「あいうえお」を1音ずつ伸ばす発声をしました。ここでは肺活量が鍛えられます!
「中高生の部のお兄さんお姉さんは、長い人だと30秒ぐらい続くよ」というまーぷーの一言に、みんなのスイッチがオン!腹筋のプルプルに耐えつつ、声を伸ばし続けます。
今回の最長記録は27秒!!あと一歩で、中高生にも負けない発声マスターが生まれるところでした!
最後に、滑舌を鍛える発声をしました。「あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ」と、なるべく早く噛まずに言います。これをか行、さ行とどんどん続けていきます。少し難しい発声でしたが、みんなで最後までやり遂げることができました!
休憩の後は、まーぷーが書いてきた台本を使って劇をつくっていきます!
その前に、1回台本をみんなで読んでみます。とある学校の生徒を軸に、コアラの何気ない日常やナマケモノの葛藤が紹介されるこの台本。ユニークな内容に、思わず笑いが漏れる瞬間もありました。
台本を一通り読み終えたら、配役を決めて稽古に移ります。生徒チーム、コアラチーム、ナマケモノチームに分かれ、それぞれ出てくるシーンの稽古をしました!ときどき、まーぷーがやってきて、動きをつけたりセリフの言い方のアドバイスをくれたりします。しかしそれとは別に、メンバーそれぞれが自らセリフの言い回しを工夫したり、動き方を考えてみたりしていました!自分でアイデアを出して積極的に活動しているようすは、俳優さながら!!
発表の前には、「場当たり」をしました。場当たりとは、それぞれで稽古したシーンをつなぎ合わせて調整をすることです。登場や退場、シーンの入れ替わりの段取りを確認し、発表に向けての最終調整を行いました!
場当たりを終えたら、いよいよ発表です!普段は小学生の部で講師をしているむらいちゃんも来てくれました!場当たりはしたものの、シーンを全て通すのはこれが初めて。まさに、ぶっつけ本番といったところです……。しかし、みんな全く動じることなく、最後までノンストップで劇を終えることができました!ところどころ、メンバーが自分で工夫した言い回しがウケている瞬間もあり、私も心のなかでガッツポーズをしていました(笑)
お客さんからの感想にも「こんなに上手かったんだ!」とあり、大人もびっくりするくらい完成度の高い発表になりました!その言葉を聞いて心なしかみんなも嬉しそう😊
今年も寒さが厳しくなってまいりましたが、小学生の部のメンバーはみんな元気いっぱいで活動しています!次はどのようなことに挑戦するのでしょうか……?たじま児童劇団の今後の活躍にご期待ください!
【芸術文化観光専門職大学 石川はな】