【演劇人コンクール2025】公募審査員決定
「演劇人コンクール2025」公募審査員が決まりました。
<公募審査員(50音順)>
伊藤全記(演出家)
高橋かおり(社会学者)
松﨑晃(高等学校教諭・演劇部顧問)
全国から多数のご応募ありがとうございました。
たじま児童劇団【シニアクラス】活動報告更新!
たじま児童劇団【シニアクラス】の活動報告を投稿しました。
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9月7日(日)の活動→https://ebara-riverside.com/09/10/10205/
たじま児童劇団【ジュニアクラス】活動報告更新!
たじま児童劇団【ジュニアクラス】の活動報告を投稿しました。
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9月6日(土)の活動→https://ebara-riverside.com/09/08/10194/
2025.09.07[シニアクラス]活動レポート
― 2025年9月7日(日)シニアクラス 第3回目 活動レポート ―
ウォームアップを済ませて、キャッチボールから始まりました。

テーマは<イメージの共有>
「野球ボールやテニスボールくらいのボールをイメージして」二人一組になってキャッチボールをしました。その後、実際のボールを使い、ボールがある時と無い時の違いを考えました。
ボールをイメージしてキャッチボールをする時より、実際にボールを使用してキャッチボールをする時の方が、「全身を使う」「集中する」「ボールを落とす」などの違いがあったようです。その後も、「バスケットボールやバレーボールをイメージして」やってみました。投げる前にドリブルをすることで、バスケットボールというイメージを相手と共有することができました。
次に、二人が大縄を回していていることをイメージして四人で飛びました。キャッチボールの時より一緒にやる人が増え、大縄跳びをした時のことを想像できるから、何をしているかがわかるという気づきがありました。
イメージの共有は、演劇を支える原理だという話を聞き、無い縄を見せていたのは演出の力だと学びました。
後半は、『カガクするココロ』(作・平田オリザ)のワンシーンの台本が配られ、二人一組で読み合わせ、4つの向かい合った椅子に座って読んだり、一定の距離を歩きながら読んだりして、意識の広がりを考えました。

椅子に座って台本を読むときと、寝転がってチラシを読みながら台本を読むのでは、力の抜け方や意識の方向が変わり、言葉の意味以外の心情が見えてきたりすることを学びました。

さらに、「ワンシーンが終わるまでに短めの距離を止まらずに歩きながら」、「挨拶に応えながら」「目の前の置物を気になりながら」台本を読むという複雑な条件を加えてみると、意識が分散され台詞を飛ばしたり、挨拶を無視したり、立ち止まったりしてしまいます。ですが、最初の座っての読み合わせと比べると、よりその人が見えてくるような表現になっているように感じました。
台詞がある上で、どこに意識を置いてみようか、稽古の時にいろいろ試してみて、いつも新鮮な状態でいられるように取り組むことが大切だと学びました。
今回は、俳優としての取り組み方について多くの学びがある一日だったのではないかと思います。
そろそろ始まる、本番に向けた稽古も楽しみです。
(アシスタント 坂戸)
2025.09.06[ジュニアクラス]活動レポート
― 2025年9月6日(土)ジュニアクラス 第5回目 活動レポート ―
9/6(土)、台風も過ぎ去り、江原河畔劇場にも少しずつ秋の気配が近づいてきました。
今日も児童劇団ジュニアクラスのメンバーが元気に劇場に集まりました!
アップは、ボールを2つ使うドッジボールから!ボールの数が増えたことで、内野か外野か、味方か敵か、どこからボールが飛んでくるか分からない、よりスリリングな対戦になりました。
つぎに、震源地というゲームをしました。まず2チームに分かれて、各チーム1人ずつ震源地の人を決めます。そして、チームで輪になり、震源地の人がある動きをしたら、チーム全員が震源地の人の動きを真似します。もう片方のチームに震源地の人を当てられたら負けです。初めてのゲームの難しさを感じながらも、ゆっくりで小さい動きや、大胆で素早い動き、色んな動きにぐっと集中する新鮮な時間でした。
そして、お馴染みの名前おに!今日はいつもの名前おにだけではなく、途中で名札を交換するバージョンもやってみました。自分の名前ではなく、交換した名札の名前を使ってゲームをすると、名前を呼ぶ時も、呼ばれる時も、誰が誰だか分からなくなり混乱しますが、みんなすぐにルールを飲み込んでいてさすがでした。
そして今日のメインプログラムは、「転校生がやってきた」!これまでさまざまな学校で実施されてきた平田オリザのプログラムで、たじま児童劇団では昨年もこのプログラムをやっています。
朝の教室に転校生がやってきて、その転校生に質問をしたりしながら会話が広がっていくというシーンを創作するプログラムです。転校生がどこから来たのか、どんなクラスなのかを、それぞれのチームで話し合いながら決めていきます。

1チーム目の転校生は、「えんぴつけずりの国から来たえんぴつけずりさん」。えんぴつを削るために転校してきたという奇妙な転校生に、はじめはクラスの全員が戸惑いますが、手のひらでえんぴつが削れるという転校生が実際にえんぴつを削ってみせると、そのえんぴつの鋭さに思わずみんなが感心してしまうというストーリーです。

2チーム目の舞台は未来の小学校で、生徒たちは瞬間移動やミニ飛行機で登校してきたり、リモートで授業を受けているので登校しなかったりもします。「東京AI研究所」から、将来学校の先生になるというAIが、小学生が普段話していることを研究するために転校してきます。

3チーム目は、誰もいない教室に生徒が一人登校してくるシーンから始まります。普段はあまり喋らないクラスメイト同士の気まずい会話や、朝の会に遅刻してくる人のシーンなどが盛り込まれていて、観客の共感を集めていました。そして、「東京から豊岡に観光をしにきたら豊岡のことを気に入ってしまい、転校してきた」という転校生がやってきて、東京のことを教えてくれます。
どのチームも独特の切り口から始まるストーリーでしたが、台本を書きながら創作したこともあり、いつにもまして、細かいセリフの面白さの光る発表になっていました。
これまでの活動で、少しずつステップアップして、難しい創作にチャレンジしてきたみんな。次回の活動は27日(土)。夏休みも終わり、忙しくなる時期ですが、元気なみんなに会えるのを楽しみにしています!
(スタッフ 山田)
たじま児童劇団【ジュニアクラス】活動報告更新!
たじま児童劇団【ジュニアクラス】の活動報告を投稿しました。
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8月16日(土)の活動→https://ebara-riverside.com/09/03/10142/
2025.08.16[ジュニアクラス]活動レポート
― 2025年8月16日(土)ジュニアクラス 第5回目 活動レポート ―
夏休み真っ只中、今期4回目の活動がスタートしました。
こんにちは。アシスタントのなーやんです。
今日は、暑さにも負けずドッジボールから元気にスタート。
そして「ウィンクキラー」「名前おに」で体と頭をしっかりほぐしてから、チームに分かれてお話を作りました。
今回は《豊岡演劇祭目前スペシャル》ということで、今年の演劇祭ラインナップの演目タイトルから想像を広げてお話を作りました。タイトルの言葉に翻弄されながらも想像を広げて物語を作っていきました。
●「魔法使いの弟子たちの美しくて馬鹿げたシナリオ」

約15分にも及ぶ大作!「馬鹿げた」の文字列を分解して、「馬」・「鹿」・魔法の「下駄」を登場させる言葉遊びがキラリ。さらに、場所とシーンがどんどん変わっていく中で、それぞれの役の本性やたくらみがにじみ出てくるのが面白かったです。
●「その星には音がないー時計仕掛けの宇宙ー」

時か音を操ることができる大時計を巡る、宇宙を巻き込む壮大な冒険ファンタジー。「音がない世界」を表現するため、パントマイムで始まり、途中ナレーションで「ここからは心の声でお送りいたします」といってからセリフが飛び出すなど、設定を伝えるための工夫が光っていました。
タイトルの言葉や文字列から得られる情報を最大限引き出して、新しいお話が広がっていくのをみんなで楽しみました。
今回のおはなしは、実際の作品の内容とは全く関係がなく、あくまでたじま児童劇団の子どもたちがタイトルから想像して創作した作品です。
本編がどんな作品かはぜひ実際にご覧いただけたら幸いです。
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【公演情報】
無隣館インターナショナル
松原俊太郎/ 小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
『魔法使いの弟子たちの美しくて馬鹿げたシナリオ』
会場:芸術文化観光専門職大学 静思堂シアター
2025年9月13日(土)- 9月15日(月・祝)
平田オリザ+中堀海都
シアターオペラ
『その星には音がない−時計仕掛けの宇宙−』
会場:城崎国際アートセンター
2025年9月12日(金)- 9月15日(月・祝)
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以上、アシスタントのなーやんでした。
(スタッフ 赤間)
演劇人コンクール2025 公募審査員の募集について
演劇人コンクールでは、「新しいコンクールのあり方」を検討し、昨年度より審査員の一部に「公募審査員」を導入することといたしました。
固定化を避け、舞台芸術関係者に限らず、より多くの方へ機会提供を行えればと考えております。
以下、研修企画と併せた募集の概要です。
応募締切は【9月8日(月)10:00】となります。
多くの皆様のご応募をお待ちしております。
募集人数:最大3名を予定
■参加条件
・原則、下記の1・2に参加可能な方
・審査員としての経験を今後のキャリアに繋げたい方
※「1、豊岡演劇祭期間中の研修」「2、上演審査」のどちらも参加可能な方を優先させていただきますが、スケジュールについて事情がある方は申込フォームの備考欄でお知らせください。
■内容
1、豊岡演劇祭期間中の研修
・豊岡演劇祭への滞在と観劇
(演劇人コンクール過去の参加者の公演など)
2、上演審査
・上演審査:5作品(各作品60分以内)
・演出家との意見交換会
・最終審査会
・審査結果発表・授賞式
・総評の執筆
■参加費:無料
総評の執筆料など一部謝礼あり 宿泊費・交通費支給(交通費は立替・後日精算)
【研修】
スケジュールに記載の演目については、観劇のチケット代も事務局側で負担いたします。
宿泊先は手配いたします(シングル、素泊まり)。食事は各参加者で手配ご負担ください。
【上演審査】
期間中の食事については事務局側で手配いたします。
■スケジュール(予定)
【研修部分】
9月21日(日)〜9月23日(火・祝)の二泊三日
滞在中、下記演目の観劇を予定しております。
・王 嘉明/Shakespeare’s Wild Sisters Group ✕ タニノクロウ/庭劇団ペニノ
『誠實浴池 せいじつよくじょう』
・青年団『S高原から』
・チェルフィッチュ『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』
【上演審査】
12月20日(土)〜12月22日(月)の二泊三日
■ハラスメント防止対策について
演劇人コンクールではハラスメント防止対策にあたってガイドラインを作成し、事務局スタッフ・審査員を含む全ての参加者に誓約書をいただいた上で実施いたします。
■申込フォーム
演劇人コンクール 公募審査員 申込フォーム
■申込締切
2025年9月8日(月)10:00
※事務局及び代表の平田オリザにより、対象者を選定・決定いたします。
※「1、豊岡演劇祭期間中の研修」「2、上演審査」のどちらも参加可能な方を優先させていただきます。
スケジュールについて事情がある方は申込フォームの備考欄でお知らせください。
ひょっこりニュース更新!
8月2日に行われた「体験ワークショップ」の様子を投稿しました。

ひょっこり活動レポート!→https://ebara-riverside.com/08/11/9671/
ぜひご覧ください!
ひょっこりシアター2025「演劇体験ワークショップ」8月2日
今日もいつものように各々スタジオで始まるまでの時間を過ごしていましたが、いつの間にかハンカチ落としが始まりました。みんなで一緒に始まるまでの時間を過ごすのはいいですね。というわけでひょっこりの仲間たちは今日も元気です!
こんにちは、ひょっこりシアターアシスタントのりったんです!
「ひょっこりシアター2025」演劇体験ワークショップも第3回です。ハンカチ落としで頑張りすぎてスタミナが持つのか心配ですが、暑さに負けずに今日も元気に活動します。
今回は、新たなゲームに挑戦しました。「ジェスチャーつなぎゲーム」です。一人ずつ順番にジェスチャー(動作)をつなげていくゲームです。一人目がドアを開けたら、二人目はドアを開けて、伸びをする。というように前の人がしてきたジェスチャーに加えて自分の考えるジェスチャーをつなげます。ここでお気づきかもしれませんが、順番が最後になればなるほど、覚えるチェスチャーが増えて大変なんです。それでもみんなで声を出しながらつなげていきました。
初めてのゲームでしたが、みんなルールをすぐに理解して楽しんでいました。

そして後半は、いつものように「やりたい役」を出し合って、演劇創作をしました。3チームがそれぞれ創作した劇のタイトルは「お金持ち」「かき氷」「占い師」でした。みんな、タイトルを付けるのが上手で、いつもタイトルからは想像できない展開が待ち構えています。「お金持ち」にはテレビ戦士や炭次郎が出てきて鬼を倒したり、「かき氷」にはパンダやメタナイトが出てきて火を起こしたり、「占い師」ではアイドルユニットが誕生したりと、今日も面白い作品が出来上がりました。

次は、9月の演劇創作ワークショップです。発表会に向けて1か月程かけてお稽古をしていきます。たのしみですね!
以上、りったんでした。