2026.10.03[ジュニアクラス]活動レポート
ー2026年10月3日(土)ジュニアクラス 第7回目 活動レポートー
秋晴れの中、今年度7回目のたじま児童劇団ジュニアクラスの活動が始まりました。
今日は、多くの小学校で運動会の模様。少人数での活動でした。
江原河畔劇場運動会も同時開催ということで、身体を動かすワークから。ランダムに渡されるボールを回しながら、落とさないようにするゲームです。大人にも容赦なくパスされるボールに大人は必死に動き、こどもたちは余裕の表情。
お次は、人狼ゲーム。はなからお互いの視線や、言動を探っていると、次第に疑心暗鬼になり始めるメンバーたち。すべての言動が怪しく思えてきます。惜しくも追放されてしまった亡霊たちは、人狼の正体を知ると居ても立っても居られない様子。亡霊たちのテレパシーは届かず、駆け引きの末、人狼の完全勝利。

本日の創作は、3人1組に分かれ、一人が作・演出となり、作品を作りました。
できた作品は、なんと合計11作品!!!どれもメンバーそれぞれの世界観が表現されていて、メンバー同士の視覚が共有されたように感じました。
3作品をピックアップしてレポートします!
「早朝の学校」
気まずい。でも、話しかけないともっと気まずい。
そんな状況の中で、続かない会話をとつとつと交わす二人。
誰もが一度は経験したことのある、あの「気まずさ」を見事に切り取り、舞台上に再現していました。「ああ、この感じ、わかる……!」と思わず共感してしまう、その身近さがとても面白い作品でした。
「なやめる妹」
姉妹のおはなし。姉が朝の牛乳を取りに行った、ほんのわずかな隙に、たいせつな妹は「家出しよー」と、なんとも軽いテンションで家を出てしまいます。
妹の突然の家出に、慌てる姉。警察に電話をし、必死になって妹を探しに行きます。
そんな姉の心配などつゆ知らず、妹はのんきにお散歩中。そして、あっという間に姉に見つかってしまいました。
姉の切実さと、妹のあまりにもマイペースな様子の対比がなんともおかしく、二人の関係性が伝わってくる作品でした。

「幽霊の苦悩」
身体の向きによる「表」と「裏」、そして幕の表と裏を使い分けることで、キャラクターや場面を次々と切り替えていきます。
役者はたった2人。それなのに、舞台上には複数人の気配があり、場面がどんどん動いていきます。限られた人数と空間を逆手に取り、「表」と「裏」を巧みに使った演出がとても印象的な作品でした。

メンバーが普段の仲間の様子や、これまで一緒につくってきた作品で「この役がハマっていたな」と感じたところをよく見て、今回の演出に取り入れていたことがとても印象的でした。
「この人なら、これが似合う」
「この人のこういうところを活かしたい」
そんな一人ひとりへの理解が、作品の中に自然と表れていました。普段から一緒に活動しているからこそ見えている、それぞれの個性。お互いのことをよく見ているんだなぁ、と感じられて、なんだか嬉しくなった今回の創作活動でした。
(スタッフ)赤間菜穂
ひょっこりシアター2026「演劇創作ワークショップ」第2回2026年10月3日
演劇祭が過ぎ去って、気が付いたらすっかり秋の凛とした空気を感じるようになりました。
本日は、創作ワークショップ2回目の活動でした。こんにちはアシスタントのなーやんです。
今回は、「即興劇」をたくさんやりました。
即興劇とは、インプロビゼーションとも呼ばれ、台本や事前の打ち合わせを使わず、演者がその場でセリフやストーリーを創り出していく演劇形式のことです。演者はもちろん、お客さんも一緒になって、演劇のライブ感をダイレクトにビシバシ味わえるのが、即興劇の面白いところ。
今回は「インプロビゼーション―ひょっこりver.―」ということで、まずは「どこかに向かっている道中」という設定で歩きながら、途中で落ちているセリフを2つ拾い、その言葉を使って会話をするワークに挑戦しました。

村井ちゃんとメンバーが考えた大量のセリフは、どれも奇想天外なものばかり。
「こんな言葉、どうやって会話に入れるの!?」というセリフが飛び出してくるたびに、演者はドキドキしながら、その言葉をなんとか物語の中へ。
即興だからこそ、どんな言葉が飛び出してくるのかは、その瞬間まで誰にも分かりません。
突然発される脈絡のないセリフも、誰かが拾い、誰かが返し、みんなでフォローし合いながら、少しずつ物語が動き出していきます。
同じ言葉でも、言うタイミングや使い方、受け取る側の反応によって、まったく違うものに見えてくるのも即興の面白さ。
「どうしよう!」と頭をフル回転させながらも、目の前で起きていることを受け止め、次の一手をみんなでつくっていきました。
さらに、ひとりひとりセリフのくじを引いて、その言葉がすべて出てくる劇を作りました。
奇想天外なセリフたちが、おはなしを大きく大胆に展開させていく様子に、一同大爆笑。
その場でしか生まれない言葉ややりとりを重ねながら、劇の世界の中にみんなで存在する瞬間を、たっぷり味わった今回の活動。
発表会に向けて、ここからどんな物語が生まれていくのか、ますます楽しみです!
たじま児童劇団【シニアクラス】活動報告更新!
たじま児童劇団【シニアクラス】の活動報告を投稿しました。

10月4日(日)の活動報告はこちらから→https://ebara-riverside.com/10/07/13459/
2026.10.4[シニアクラス]活動レポート
いつの間にかすっかり寒くなって、秋の始まりを感じる中、第5回シニアクラスの活動が行われました。
前回の8月30日からは少し時間が空きましたが、そんな様子は全く感じさせず、会話を弾ませるみんな。
今回はついに台本が配られ、1月の本番に向けて、読み合わせがメインの回でした!

はじめに、半分のグループに分かれ、冒頭のシーンを読み合わせました。
好きな役を選び、自分なりに演じていきます。
何年も参加している子、去年から参加している子もいれば、今年が初めての子も。
オリザさんの台本によく登場する「☆(セリフを重ねて言う)」などの記号が出てくると、その意味を教え合いながら進めていきます。

その後は、グループごとにリーディング稽古。オリザさんからコメントをいただきます。
「なんとなくで読むのではなく、そのときの気持ちを考える」
「ここはちょっとからかうように」
「説明しているところなので、もう少しゆっくり」
など、細かいニュアンスについても演出がありました。
その後は役を交代しながら、何度か読み合わせを繰り返します。
オリザさんの演出を受け、読み方を細かく変えながら、協力して進めていくシニアクラス生たち。
一通りリーディング稽古をした後は、ラスト付近まで読み合わせを行いました。
「この役をやりたい!」という希望もかなり主体的に出てきて、それぞれの役や作品に対する関心が伝わってきました。
読み合わせを通して、少しずつストーリーや登場人物のことも分かってきたのではないでしょうか。
来週はやりたい役をそれぞれ持ち寄り、11月にはついにキャストが決定します!
今年の『十五少年・少女漂流記』がどんな作品になっていくのか、どうぞお楽しみに!

(スタッフ 小柴かずき)
ひょっこりニュース更新!
9月12日に行われた「創作ワークショップ」第1回の様子を投稿しました。

ひょっこりニュース!→https://ebara-riverside.com/?p=13375
ぜひご覧ください!
ひょっこりシアター2026「演劇創作ワークショップ」第1回2026年9月12日
全7回の活動を通して、11月29日の発表会に向けて、作品の上演を目指して活動していく、ひょっこりシアター創作ワークショップ。
夏の暑さがちょっぴり通り過ぎていった本日、今年度も創作ワークショップが始まりました!こんにちは。アシスタントのなーやんです。
そして、本日から、だてっくすが参戦!
約1年ぶりにだてっくすと再会するメンバーもいて、お互いに変わったり、変わっていなかったり。再会とはじめましてが入り混じり、和気あいあいとうれしそうなメンバーとだてっくす。
まずは、名前を呼びあいます。ひさびさの名前、はじめましての名前。いろんな名前を手繰り寄せていきます。
そして、いつもの拍手回しから、自然に「見えないなにか」を回し始め、すぐに飽きてポイっとされてしまったり。今日も、絶好調なり。
「何をしているでしょうか」ゲームでは、途中、むらいちゃんから超難しい文章が一人ひとつずつ配られます。頭を悩ませながら、一生懸命、ことばのイメージをいろんなやり方や角度から表現していきます。
言葉を使わずに伝えるゲームのため、いかに身体の動きや表情でことばの特徴を表現するかが鍵になりました。
そして今日も、やりたい役ややりたいことを持ち寄り、おはなしを作って発表しました。
設定を活かそうとすると、どうしても会話で縮こまってしまうところも。そこで、動きを大きくするための工夫を凝らしていく様子も見られました。

創作ワークショップ1発目でしたが、名作ぞろい。このまま舞台に上げても遜色ないかも。
ここから、どんな名作が、どこまで飛翔して、どんな景色を創造していくのか。今からワクワクドキドキです。どんなおはなしができたのかは、発表会にて全容が明らかになる!?
……かも!?
次回は、豊岡演劇祭をはさむため、少し時間が空いて10月3日(土)です。
ひょっこりシアター創作ワークショップは、メンバーももう少し募集しております。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください☎
たじま児童劇団【ジュニアクラス】活動報告更新!
たじま児童劇団【ジュニアクラス】活動報告を投稿しました。

9月5日(土)の活動報告はこちらから→https://ebara-riverside.com/09/07/13254/
2026.9.5 [ジュニアクラス]活動レポート
こんにちは!アシスタントのまっちゃんです!9月のジュニアクラスの活動をレポートしていきます!
劇場では豊岡演劇祭の公式プログラムである、アンドロイド版『変身』と無隣館インターナショナル江原短編セレクション『日本の会話』の準備が進んでいるため、本日は特別に劇場のお隣、ワークピアをお借りしての活動でした。
初めてワークピアに入ったメンバーもいて、いつもと違う環境に戸惑い緊張している様子もありましたが、むらいちゃんからボールを渡されると、さっきまでの緊張は?!とこっちが逆に戸惑うくらいにいつものジュニアクラスの雰囲気が場に流れ出しました。
続々とメンバーが集まってくる中、見慣れない大人の姿が…しかも、なんだか高そうなカメラを構えている人までいます。
「私たちテレビに出るんですか?!」とテンションが上がるメンバーもちらほら。
実は、現在準備中のアンドロイド版『変身』には密着取材がついているのです!
ジュニアクラスの活動にも興味を抱いてくださったカメラマンさんとアンドロイド版『変身』に出演する俳優たちが遊びに来てくれました。
メンバー21人とスペシャルゲストのカメラマンさんと俳優たち総勢28人の、今年度最多人数でのジュニアクラスの活動が始まりました!
アイスブレイクは2本立て。1つ目にドッチボール、2つ目がウインクキラーです。
ドッチボールでは多数決により「おとなVSこども」の下剋上マッチが開幕。こどもたちの投げるボールの速いこと速いこと。おとなたちも本気で応戦します。結果は僅差でこどもチームの勝利。息を切らして悔しがるおとなたちの姿はこどもたちにどんな風に映っていたんでしょうか?!
ウインクキラーでは、毎度お馴染み「みんなやられまいと下を向いてしまう」現象が発生…。キラーはウインクできない&誰もキラーが分からないというカオスな時間が続く中、むらいちゃんによる連続指名が炸裂!見事キラーを全滅させることに成功しました!このカオスタイムを解消するアイデア、大募集中です!
続いて、今日の本番は豊岡演劇祭2026で上演される演目の「タイトル」からつくる創作劇です。グループに分かれ、演劇祭のパンフレットを眺めながら気になった「タイトル」をひとつ選び、実際の演目の内容はいったん脇に置いて、そこから自由に物語を創作。
最後にはそれぞれのグループが発表を行いました!
アシスタントとアンドロイド版『変身』に出演する俳優たちが加わった、合計5チームの発表をダイジェストでお届けします!
①1つ目のチームが選んだタイトルは『暗黒の喜劇』です。 舞台は牢獄。囚人たちがそれぞれの罪を告白し合いながら仲を深めていくシーンから始まり、物語は一気に10年後へ!1人を除いて退屈な牢獄生活に嫌気が差した囚人たちは、なんと爆弾を使って脱獄。楽しげな声をあげながら、刑務所(ワークピアの多目的ホール)を後にしました。そこで終わるのかと思いきや、爆破された牢獄にやってきた看守がひとこと「明日が出所日だったのに…」。タイトル通り、牢獄という「暗黒」で起こる「喜劇」の物語が出来上がりました!

②2つ目のチームが選んだタイトルは『公園する』です。 仲の良さそうな2人が公園のベンチに座っています。退屈な一日を紛らわすように、2人は現実離れした架空の出来事について面白おかしく語り合っていました。ところが、起きるはずのないその架空の出来事が、目の前で本当に起こり始めるのです。蝶々をバターでフライにした「バタフライ」を食べる人たち、猫にしか見えない犬が2匹…公園を舞台に、妄想と現実の境界が曖昧になっていく不思議な物語が出来上がりました!

③3つ目のチームが選んだタイトルは『ひょっこりシアター』です。 会社帰りのサラリーマンが、猫に誘われるまま迷い込んだ路地裏。そこにひっそり…ひょっこりと佇む一軒の映画館がありました。中には、強引に客席へ座らせようとする館長さん、猫の言葉が絆でわかるお客さん、人型充電式アンドロイドなど、ちょっと不思議な人・ロボ・猫たちが。翻弄されながらもなんだかんだ映画を観て、最後はみんなでファミレスにまで繰り出すサラリーマン。この先映画館の「常連」になっていく未来まで想像させてくれる、楽しい発表でした!

④4つ目のチームが選んだタイトルは『行ってきます』です。 お金持ちのお嬢様が「困っている人を助けたい」と言い出します。執事のじいやは屋敷に「行ってきます」と告げ、2人は日本全国の困っている人を助ける旅に出ます。熊本、沖縄、東京、北海道…旅の初めこそ真剣に募金活動をしていたお嬢様でしたが、最後にはすっかり自分のためだけにアイスクリームを買う始末。帰りの飛行機の中で、そのアイスクリームは溶けてしまいました。「行ってきます」のひとことから始まる、お嬢様とじいやの珍道中物語でした!

⑤5つ目のチームが選んだタイトルは『超さんぽ』です。 ストーカーをするあの人を、ストーカーするあの人を、さらにストーカーするあの人…と、3人のストーカーがぐるぐると歩き回るシーンから始まります。そこへ「あなた、ストーカーされてますよ」と助けようとする人が登場。ストーカーの友達も合流して、事態はますますびっくり。「ストーカーしてたの!?」と言ったそばから「ストーカーされてたの!?」と言葉遊びも秀逸でした。最終的にストーカーたちはなぜか意気投合し、仲良くさんぽに出かけていきました(これが超さんぽ!)。

過去最多人数、そしてスペシャルゲストも加わった、いつもとひと味違う9月のジュニアクラス。緊張から一転、あっという間にいつもの空気を作り出せるメンバーの力、そして「タイトル」をもとに生み出された5つの物語に、今日もたくさんの発見と笑いをもらいました。
そして豊岡演劇祭2026の開幕が迫ってきています!
みんなが創作した『暗黒の喜劇』『公園する』『ひょっこりシアター』『行ってきます』『超さんぽ』、本当は一体どんな作品なんでしょう?!ぜひ観に行ってみてください!
次回の活動レポートもお楽しみに!ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
(スタッフ 松﨑)
たじま児童劇団【シニアクラス】活動報告更新!
たじま児童劇団【シニアクラス】の活動報告を投稿しました。

8月30日(日)の活動報告はこちらから→https://ebara-riverside.com/?p=13233
2026.8.30[シニアクラス]活動レポート
夏休みも終わりが近づく8月30日。残された宿題に頭を悩ませる声もちらほら聞こえるなか、たじま児童劇団シニアクラスの活動が行われました。
こんにちは!アシスタントのふじこです。
いつもの活動場所であるスタジオでは、豊岡演劇祭の公式プログラム「アンドロイド版『変身』」の自主稽古が行われているため、本日は特別に劇場での活動でした。
まずはラジオ体操と発声練習から。前回アシスタントの山田さんから教わった発声メニューをさらにブラッシュアップ!劇場の端から端までしっかりと声を届ける意識を高めていきます。

活動の途中、オリザさんの提案で、スタジオで行われている自主稽古をみんなで見学することに!「やったー!」「私公演の予約した!」と、大歓喜です。
実際にアンドロイド「En」にリアルな動作や表情が吹き込まれていく様子に、みんな興味津々。プログラミング通りに滑らかに動き出した瞬間には、思わず「動いたー!」と感嘆の声が上がりました。オリザさんからEnの仕組みや滑らかな動きの秘密についても解説があり、プロの舞台制作の裏側に触れる貴重な体験となりました。

劇場に戻った後は、前回に引き続きプロットづくりに挑戦。日常にあふれる「葛藤」の瞬間に思いを馳せ、「どんな登場人物がいたら、主人公が一番困るシチュエーションを作れるだろう?」と意見を出し合いました。
自分たちのアイデアをシンプルに整理し、ダラダラ話さずに結論を導き出すファシリテーション能力に磨きをかけています。回を重ねるごとにレベルアップするチームワークから目が離せません!

1チーム目の「葛藤」
「この電車を逃したら次がない!」というローカル線ならではの焦りと、そこに現れた「迷子の子ども」という想定外のアクシデント。地域あるあるを活かした緊張感とユーモアのバランスが絶妙で、切れ味鋭いツッコミに思わず吹き出してしまいました。

2チーム目の「葛藤」
「登山初心者の3人組が、他のパーティからモバイルバッテリーを貸してほしいと頼まれる。でも唯一の充電器は自分たちが使用中で……」というピンチ。登場人物たちのコミカルな仕草や個性が光り、自分たちのピンチも相手の頼みも絶妙に切り抜けていく展開の発想力が素晴らしかったです。

上演後のオリザさんからのフィードバックでは、登場するタイミングや「葛藤」を生み出すための間の作り方、アイデアの面白さをさらに引き立てる構成のバランスについてのアドバイスがありました。限られた時間の中で、瞬時に判断を重ねながら物語を構築していくメンバーたちの姿に、オリザさんも誇らしげな表情です。
9月は活動がお休みですが、豊岡演劇祭でたくさんの作品に触れて、さらに豊かなアイデアとともに再集結してくれるはずです。10月からは、いよいよ本番に向けた台本が登場し、キャスティングに進んでいくようです!これからの展開も楽しみですね!
(スタッフ 藤田耀叶)
