中高生の部 23年3月24日

2023.3.18[小・中・高校生の部]活動レポートおまけ

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、先日、たじま児童劇団のメンバーでボルダリングに行った際の活動レポートをお届けします!

2023.3.18[小・中・高校生の部]活動レポートおまけ

たじま児童劇団のメンバーでボルダリングに行ってきました。

昨年度もお世話になったBoulder plusの齋藤さんのご好意で小学生と中高生と一緒に最後の思い出作りの場を作っていただきました。普段は活動日が異なる小学生と中高生ですが、ボルダリングの課題の前では一気に打ち解けアドバイスや声を掛け合いながら登っていました。みんな指が痛いと言いながら、登り切るまで諦めずに取り組んでる姿はカッコ良かったです。演劇をやっている時とはまた違った一面が見えてみんな素敵でした。

もうすぐ新学期や入学式ですね。新生活が始まる人も多いですね。ドキドキワクワクしながら、みんな楽しんでください。そして気が向いたら江原河畔劇場に遊びにきてください。

【スタッフ 村井】

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23年3月10日

移住者交流イベント「河畔のつどい」について

今週末、江原河畔劇場にて移住者交流イベントが開催されます。
移住者も、地域の人も、市外の方も、だれでも参加OK!
ふらっと立ち寄っておしゃべりしたり、ごはんを食べたり、ワークショップに参加したり、いろんな人との出会いを楽しんでいただけると嬉しいです。

<日時>

2023年3月12日㈰ 11:00~16:00

<場所>

江原河畔劇場

詳しくは、飛んでるローカル豊岡ホームページへ

https://tonderu-local.com/news/25685.html

中高生の部 23年2月20日

2023.2.18/19[小学生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、小学生の部の活動レポートです!

2023.2.18/19[小学生の部]活動レポート

2/18㈯、先週の活動で作った「出会いと別れ」というテーマに沿った作品を、明日の発表会本番に向け、短い時間の中で、どんどん推敲し、何度も試しながら稽古を重ねるメンバー達。ほとんどのチームがストーリーを完成させていた中で、まだ最後までできていないチームがひとつだけありました。もっと簡単な設定にイチから作り変えることもできるのですが、でも彼らは、自分たちが作りかけたこの作品の面白さを信じて、あえて難しい道を選択する!と決意して、きっと自分達ならできる!という確信をもって臨んでいたのが印象的でした。

また、照明さんと音響さんへの要望を「自分達だけで伝える」ということにも挑戦しました。初めて会う大人の相手にも、自分達の言葉で、自分達の思いを伝えるということにも、メンバー達は躊躇なく踏み出せていました。最後に、劇場でのリハーサルをした後、チームをシャッフルして、一人一人が他の作品に対する感想とアドバイスを伝え合いました。自信と不安が入り混じる中、いよいよ明日は本番です!

2/19㈰、迎えた発表会本番の日。…もうね何がすごいって、きっと緊張してるであろうこんな日でも”朝はやっぱボール遊びでしょ!”な子ども達の最強メンタル!(笑)スタジオに元気な声が響きます。 いやはや、あっぱれ☺この日は、朝から各チーム入れ替わりで、劇場での舞台転換などの練習を兼ねた稽古=「場あたり」をします。その間スタジオでは小道具作りをする人や、何度も稽古を重ねるチーム、それを見守る人など、それぞれの時間を過ごしました。そして、みんなが待ちに待った昼食タイム!スタジオでモグモグ。キッチンのカウンターでモグモグ。ロビーで川を眺めながらモグモグ。劇場のいろんな箇所が、彼らの”心地の良い居場所”になっていることが本当に嬉しいです。

午後は、全体での最終稽古にあたる=「ゲネプロ」を行います。本番を迎えるまでに、長時間に渡って、多くの工程を積み上げていく中、疲れた様子も見せずに、最後まで高い集中力で臨みました。さぁ、開場の時間がやってきました。子ども達自らが、緊張しながらもロビーや劇場内でお客様をお迎えします。「いらっしゃいませ!」そして、いよいよ本番の幕があがります!!

たくさんのお客様に埋め尽くされた客席、本格的な照明や音響の中、どのチームも堂々と演じ切り、これまでで一番のパフォーマンスを見せてくれました!大きな拍手とお客様の笑顔に包まれて、発表会は無事幕を下ろしました。本番終了後は、2Fスタジオで最後の振り返り。みんなで大団円になって、一言ずつ感想を言ってもらいました。みんないい顔してる。そして、卒業する6名の6年生メンバー達から、サプライズで講師むらいちゃんへビデオメッセージが贈られました。今度は、こちらもサプライズで、講師・スタッフ陣からその6名へ『贈る言葉』の替え歌をプレゼント。涙と笑いのなか、今期の活動もこれにて幕を下ろしました。作品のクオリティや演技力の成長ももちろんですが、この創作の過程でメンバー達が色んな面でのたくさんの成長を見せてくれました。ほんの一部だけですがご紹介します。

・【ハンクス】チーム自分達が作った場面構成を、場当たりで講師むらいちゃんにめっちゃ変えられたにも関わらず、子ども達だけで構成し直してた、”対応力”と”めげない力”を見せてくれました

・【トモダチ】チーム大人には絶対に思いつかない別れ(=消しゴムで消すと字が消える)と出会い(=ねり消しになってまた会える)を、まず「自分達が楽しむ」という要素を大切に、小道具つくりにも凝っていました

・【Let’s転生カンパニー】チーム稽古を繰り返す中で「(劇の中で)何度も殺されるのは心が痛いよ…」と言っていたメンバーに「大変な役だよね!すごいよ!」という、相手を思いやる言葉をかけあう姿が素敵でした

・【JSRY】チームセリフを決めずに、ほぼ会話と流れだけ決めて、ほぼ子ども達だけで大人顔負けの高い創作力を発揮できるくらい、”相手に対するリスペクト””信頼関係”をしっかり築いていました

この3日間だけでなく、これまで半年間の活動を通じて、彼らが元々もっているたくさんの力を発揮してくれて、大人の私たちも思わず「感動するわ~」「尊敬しちゃうよね」と心が揺さぶられる場面がいくつもありました。これまで、応援し見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました!来年度のたじま児童劇団も是非ご期待ください。

【スタッフ 福田】

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中高生の部 23年2月15日

2023.2.12[小学生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、小学生の部の活動レポートです!

2023.2.12[小学生の部]活動レポート

2月12日、児童劇団小学生の部は今日が2023年に入って初めての活動日でした。この日の朝は冷え込んでいて江原には真っ白な霧が立ちこめていましたが、スタジオに集まったみんなは元気にボールおにをはじめていました。体もすぐに温まったようで、活動がはじまるときには暑い暑いと言いながらスタジオの床にのびて体温を下げたりしていました。

今回の活動にも、兵庫県立芸術文化観光専門職大学から、そらちゃん、ちーちゃん、ふうか、そして、現在江原河畔劇場にて研修中のさくらっこがアシスタントとして参加してくれました。かつてない大人数で「ウインク殺人事件」をやった後、いよいよ来週日曜日の発表会に向けての創作が始まりました。

むらいちゃんから伝えられたお題は、「出会いと別れ」。どんな風にも広げることができそうで一見難しそうなお題ですが、各チーム、手元の紙にどんどんブレインストーミングしていきます。憧れの推しや転校生との出会いから、家族やペットとの別れ、食べものやごみとの別れまで、大きいものも小さいものもかまわず上げていきます。本番を見据えて、少しずつ、そして着実にストーリーを組み立てていくみんな。発表の時間の後にもそれぞれ感想を交換しあって、各チームそれをふまえてもう一度作品を作り直します。

そして活動の最後には、研修生のさくらっこが準備をしてくれていたチケットとチラシを配ってくれました。チラシにはみんなが今日考えた各チームのチーム名や題名も印刷されています。受け取ったみんなもとても嬉しそうにしてくれて、ホクホクしながら劇場を後にしていきました。来週末はいよいよ、最終発表会です。今年の発表会もとてもたのしみです!

【スタッフ 山田】

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22年12月4日

年末年始の営業について

平素は格別のご高配を賜りありがとうございます。

下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。

■年末最終営業日 : 2022年12月30日 (金)
■年始営業開始日 : 2023年1月4日(水)

尚、2022年12月31日(土)~2023年1月3日(火)までは営業をお休みさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほど宜しくお願い致します。

中高生の部 22年11月12日

2022.11.12[小学生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、小学生の部の活動レポートです!

2022.11.12[小学生の部]活動レポート

11月12日(土)、今日の児童劇団小学生の部の講師はむらいちゃんに代わり、現在青年団『サンタクロース会議』の上演のために江原に滞在している俳優の「まーぷー」こと島田曜蔵さんが務めました!まーぷーは昨年もこの時期にゲスト講師として小学生の部に来てくれていて、今年もまた新しいプログラムでみんなと遊びに来てくれました!💫

今日のアップはアシスタントのながりこによる名前鬼。お互いの名前はもう呼び慣れているので、輪になって隣の人に「新しい名前」をつけてみるバージョンもやってみました!しばしばお互いに鬼を見分けられなくなって混乱状態になりながら、みんなでスタジオ中を走りまわりました。

アップのあとは発声練習をしました👄まずは自分のお腹を見たり触ったりしながら、「腹式呼吸」が一体どんな呼吸なのかを体感してみます。他にも、発声練習のための五十音の並び替えを教わったり、色んなテキストを「母音法」で喋ってみたりしました。年明けには劇場での発表会も控えているみんな。そんなみんなのために、まーぷーから、たくさんの人に届く大きな声を出してものどを痛めたり、息が苦しくなったりしないためにできることを伝授してもらったのでした。

盛りだくさんな前半戦が終わると、後半のメインプログラム「昔話の続きを作る」に取りかかりました。みんなで挙げた昔話「一寸法師」「3びきの子ぶた」「さるかに合戦」「一休さん」の続きのお話を作る創作に4つのチームに分かれて取り組みました。もともとある物語をもとに新しいお話を作るという難しいお題でしたが、各チーム、それぞれが覚えているストーリーを確認し、そこから新たな視点を設定していきました。「さるかに合戦」のさるや「3びきの子ぶた」のオオカミなど、どのチームでも悪役が人気で、発表では今まで演じたことのないような悪役を思いっきり楽しんで演じている様子が印象的でした。

次回の活動は12月!少し間が空きますが、来月も、元気なみんなに会えますように!🧤

【スタッフ 山田】

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中高生の部 22年11月7日

2022.11.6[中高生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、中高生の部の活動レポートです!

2022.11.6[中高生の部]活動レポート

メンバーに『十五少年・少女漂流記』の台本を配りました。

去年出演した経験者が、今年から参加したメンバーに作品を説明する時間からスタート。まだ配役が決まっていないので、シーンをいろいろな配役の組み合わせで読んでみます。同じ役でも、演じる人や組み合わせが変わると雰囲気が変わっておもしろい!本役での稽古が始まる前ならではの楽しい時間です。

最初はファシリテーターの田上さんが配役を指示していましたが、「やってみたい役をやってみよう」と提案され、そこからはみんながそれぞれやってみたい役を演じてみます。年齢も経験も関係なし!やりたい役をやってみる!どんどんみんなから手が挙がります。なぜかトモジ役が人気!笑

初読み合わせのメンバーがいるとは思えないほど盛り上がりました。今年の『十五少年・少女漂流記』は、去年とは違う『十五少年・少女漂流記』をお届けします!ここから1月の公演まで約2ヶ月。いよいよクリエーションが始まります。

【スタッフ 尾形】

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中高生の部 22年10月29日

2022.10.29[小学生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、小学生の部の活動レポートです!

2022.10.29[小学生の部]活動レポート

今日も元気に劇場の扉を開けて「おはよう」とワクワクしたような表情で挨拶してくれるメンバー達。そんな顔を見ていると、「あぁ今日はどんなことがおこるんだろう」と、こちらも期待に胸を膨らませてしまいます。さらに、今日ははじめましての大学生3名がアシスタントに来てくれました!まずはみんなで、恒例の『コッパカパーナ』からスタート!途中、スピードが乗ってきて一瞬グルーヴが生まれるシーンが何度かありました。しかし、いつか”くだらないこと”に対するみんなの「はずかしい」や「めんどくさい」の殻がやぶれるまで、しばらくはやり続けますぞ!

さて、今日は劇場まるごと使って遊びます!念のため、危ない場所・入っては行けない場所をツアーしながら共有し、そのあと『チーム対抗かくれんぼ大会』を開催!4名のアシスタントが劇場のどこかに隠れ、それをどのチームが一番多く見つけられるかを競います。見つかる寸前、子ども達の足音が近づいてくるドキドキ感ったら!大人になってもかくれんぼって楽しいですね…(笑)劇場せましと1階・2階のあちこちを駆け回り、一人また一人と見つけだし、見つかったアシスタントはスタジオへ、まるで捕まえられた犯人のように子ども達に連行されていきました(笑)さぁ続いて、今日の本題です。今日は劇場すべてを使って『劇場の七不思議』をつくります!場所もお話もすべて自由。チームごとに気に入った場所を決めて、そこからどんどん妄想を膨らませていきます。各チームについた大学生のアシスタント陣が、創作時の子ども達の様子をレポートしてくれました!

【劇場客席】を使ったチーム【客席の一番上は、怪物がいる世界に繋がってる】という物語ストーリーのアイディアだけでなく、このセリフは姿が見えないところで言ったらいいんじゃないか、この役はこの人がいいと思うなど、演出的なアイディアも沢山出ました。アイディアが多く出るが故、全てを採用できないのがもったいないくらいでした。3回くらい練習をしましたが、全部通すのではなく、ここからやろうと出来ていないところを提案してくれる子もいました。やりたくないことをきちんと「やりたくない」と主張したり、そしてそれを受けて、周りも強制するのではなく、じゃあこうだったらどう?と代替案を提案したりする様子が見られました。 【藤崎】

【劇場裏の階段】を使ったチーム【階段の下った時に13段だとあちらの世界へ連れていれる】という物語ワークが始まったら、一人の子が率先して「ここが良い!」と場所を決めました。他の子達は特に案がない様子だったので、あっさりとその場所で劇を作ることに決まりました。話し合いは主にその子がアイデアを出して、それをみんなで練っていく、というような形で進みました。子どもたちの話を聴く態度や、練習中の態度から、お互いの信頼関係が成り立っているからこそ、この方法でも話し合いが上手く進んでいくのだなと思いました。一人一人が自分の役割を理解して立ち回っている姿は、小学生とは思えないくらい素晴らしかったです。途中で未就学児の女の子がチームに参加しました。その子は話し合い中や通し稽古中にたくさん喋っていたのですが、子どもたちはその子の話を遮ることなく最後まで聞いてから返事をしていました。「相手の話を最後まで聞いてから自分の意見を言う」というのは、コミュニケーションをする上でとても大事なことなので、それができている子どもたちの姿に感動しました。【仁平】

【二つの楽屋】を使ったチーム【ツアー形式でお客さんを誘導し、ここがむかしお城だった】という物語場所が決まった後に、そこにどんなものが置いてあるのかをみんなで探して、そこからストーリーを考えました。一人の子がリーダーとなって、みんながそれぞれに意見を出していました。話の大筋が決まった後は何度か通して、そこから新たなアイデアを出したり、新しい演出を加えたりと、子どもたちの中で話し合いや意見交換をしながら作っていきました。台本もはっきり決められていないのに、大筋があるだけで1つのものを作っていく彼らの前向きな姿はとてもかっこよく、素晴らしかったです。少し暗い場所での作業だったので怖がっていた子もいましたが、その子がいる場所はカーテンを開けたり少し電気をつけるなどの些細な気配りをしていている様子が見られました。心遣いのできる子たちだなと思いました。【宇野】

【劇場舞台面】を使ったチーム【色んな扉から、夜な夜な子どもの幽霊が出てきて劇場で遊ぶ】という物語ふだんリーダーシップをとるタイプではない子達が集まり、場所はなかなかすぐには決まらずでした。でも、な~んとなく、劇場の舞台面に集まり、そこにあるたくさんの扉や非常口のピクトグラムから着想を得て、そこから少しずつ想像を膨らませていきました。「この登場人物は誰なんだろう?」「どうしてここに来たんだろう?」私からの質問に答えてもらう形で、みんなからみるみるアイデアがでてきます。やんちゃなイタズラのシーンや、「ここが教室だった」からの「私はここに座ってた!」という、印象的なシーンを一気につくるチームワークやスピード感が抜群で、発表も自信を持って臨んでいた様子。いつも以上にポテンシャルを発揮した子の、帰り際の達成感に満ちた表情がとても印象的でした。【福田】

どのチームもユニークで見ごたえのある作品ばかりでした!子ども達のアイデアの豊かさやチーム内での合意形成のスピード感などに、大学生のアシスタントのみなさんが一様に驚いてたのが、スタッフとしてなんだか誇らしい気持ちになってしまいましたw そう、本当に凄いんです!たじま児童劇団の子ども達!今後も2月の発表会に向けて、いろいろ試しながら創作を続けていきます。お楽しみに。

【スタッフ 福田】

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中高生の部 22年10月10日

2022.10.10[中高生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、中高生の部の活動レポートです!

2022.10.10[中高生の部]活動レポート

10月10日(月・祝)今日で今年度の5回目の活動となるたじま児童劇団 中高生の部。みんなだいぶ打ち解けたきたようで、開始時間前にスタジオに一人また一人と団員が増えるにつれ、和気あいあい感も増してきてる様子が伺えます。若いっていいなぁ~。(遠い目の四十路スタッフ…)

今日の講師は第3回目に引き続き、田上豊が務めます。実は第4回目の活動は、豊岡演劇祭2022での青年団公演『日本文学盛衰史』を観劇することでした。みんなどんなことを感じたのか…「もっと勉強してから臨めばよかった」「ラストシーンがカッコよかった」「座布団に顔を埋めてる人がいた」等、率直な感想を共有してもらいました。

さて、今度は彼ら自身が、この児童劇団の活動の成果発表として、来年また公演を打つ番です。その稽古が、次回11月から始まります。今日の活動では、それに向けての心と体の準備をしていこう、という講師からの言葉に、みんなの士気もグッと上がったようでした。さて、まずは軽くストレッチから。脚、肩回り、体側など伸ばしたり解したりしていきます。その後、脱力。仰向け床に寝転ぶだけですが、日頃、全身の「力を抜く」って実はあまりやれてないかも。意識的に脱力することで、床にベターっと吸いつくような体の感覚を味わいます。起き上がって頭も体もすっきりしたところで、次は、発声練習!『俳優訓練』で一番にイメージするのが、この発声練習ではないでしょうか。五十音・濁音・半濁音の基本の発声から。コロナ禍でマスク生活だと、どうしても表情筋を動かす機会も減ってしまいます。少し大袈裟なくらい大きく口周りの筋肉を動かしてみました。その次は、息継ぎナシの一呼吸でどこまで言い続けられるかの実験もしてみました。体・声・表情すべてを使って他者に伝える術を、今後も少しずつ身につけていけたらいいなと思います。

その後「なまえ鬼」の数字バージョンでアイスブレイク。しばし休憩をはさんで、今日もテキスト(台本の一部を短く抜粋したもの)を使ってワークしていきます。前回もテキストを使って、その場面で何が描かれているかをチームで創作しました。

今回は、台本を”読み解く面白さ”を体感してもらいます。使用したのはシェイクスピアの『夏の夜の夢』(脚色:田上豊)。初見では、どんなシーンなのかさっぱり分らず、「え、なにこれ…?」と不安げな表情を見せるメンバー達。しかし、小さな手がかりから少しずつ読み解いていき、さらに講師から登場人物の相関関係・全体の背景・そしてこのテキストがどんな目的のシーンなのか語られた時に、「あ~あ~!」とみんなの顔がパァッと晴れました(笑)そして、そこからのメンバーの快進撃が、まぁ~すごかったです!8チームでペアになって短時間で練習し発表したのですが、どのチームもテキストの面白さを自分達で見出し、役の工夫を凝らし、堂々と表現していました。

これまで数回の活動のなかで着実に自信をつけ、急成長してきたのを感じます。でも、まだまだ伸びそう!可能性だらけのメンバー達です。11月から稽古が始まると緊張する局面が続くかと思いますが、今日のように自分達らしく自由に楽しんでほしいなと思います。

【スタッフ福田】

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中高生の部 22年10月1日

2022.10.1[小学生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、小学生の部の活動レポートです!

2022.10.1[小学生の部]活動レポート

10月1日土曜日、今日は児童劇団小学生の部の5回目の活動日でした🌼

2階のスタジオの窓を全開にすると、秋晴れの朝のすがすがしい空気がいっぱいに入ってきます。🏞🍃

今日はなんと、小学生の部の中間発表会の日!劇場にやってくるみんなも、心なしかソワソワしています。今日もアップは「コッパカパーナ」。いつかこのコッパカパーナで中高生の部と対決したいとむらいちゃんが言っています。小学生の部は、今回第二期が始まって初めてメンバー20名全員が集まった日でした。こうして輪になってみると、かなりの大所帯です。アップもそこそこに、早速発表に向けた準備に取り掛かります🕺

9月の活動のときに組んだ4つのチームに分かれて、作品のブラッシュアップを行っていきます。前回のことを思い出しながら、お気に入りのシーンのことを共有したり、もっと面白くするためにやりたいことを話し合ったりしながら試行錯誤をすすめます。前回お休みだった子が新しく参入するチームは、新たなキャラクターを作り出して、既にあるお話の中に組み込んでいきます。今年度からは、アシスタントとして前年度から参加していた劇団青年団の俳優に加えて、芸術文化観光専門職大学の学生の皆さんも参加しています。児童劇団のメンバーの考えた奇想天外なストーリーや、創作の中に垣間見える意思疎通の凄まじいスピードに驚いたり圧倒されたりしながらも、興味津々な様子で参加してくれていました👀

いよいよ、約束していた発表の時間。おうちの方やお兄さんお姉さん、妹や弟、たくさんのお客さんが集まってくるにつれて、スタジオの中にもいつもとは少し違う緊張感が漂いはじめます。

トップバッターのチームは「レッツ最強カンパニー」。押入れの中にある狭くて暗くてとても窮屈な学校で繰り広げられる奇妙なお話の上演です。ピンチに陥った小学生3人の団結力やあふれるイタズラ心と、先生役のタジタジさのかけあいが魅力的な作品ですが、今回はさらにもう一人、激怒する教頭先生が現れたことによってストーリーに起伏が生まれ、よりダイナミックな上演に仕上がりました。

つぎは、「イヌ&ネコ」の発表。朝の遊園地を舞台に、最後の一人になってしまった遊園地の従業員とそんな遊園地に集まる女子高生のグループ、ふらふらしているおじさん、というなんとも魅力的な登場人物を生み出したグループです。今回の発表では、女子高生を見つけた従業員がお地蔵さんと見間違えて彼女たちにお供物をするシーンがあったり、おじさんが遊園地に雇われたり、登場人物同士を関係させることで、思わずクスッと笑ってしまうような新たな展開を作りました。

そして、「じゃがりこカンパニー」。前回の発表では、キャンプ場の管理棟で充電器を借りたら、管理人さんが全員分の充電コードを抜いてしまうという不穏な終わり方のストーリーを上演しました。今回はそれに加えて、キャンプ仲間の中に高飛車なお嬢様がいたり、そのお嬢様が持っている金貨が実はチョコだったり、新たな要素をいくつも組み込んで、キャンプ場の中を彷徨う登場人物たちと一緒に、観客の予想を何度も裏切る混沌としたお話ができました。

最後に発表したのは、「コアラのマーチ」。ゴキブリがたくさん出る不気味なホテルを舞台にしたお話です。前回は人間の世界とゴキブリの世界を二つに分けて演じたので、その切り替わり方の鮮やかさが印象的でしたが、今回は冒頭からゲジゲジと鳴き声を出しながら舞台を這い回るゴキブリたちを登場させました。野生的なゴキブリたちの人間界への侵食っぷりに観客たちを騒然とさせながらも、ホテルでくつろぐ人間たちの様子をより丁寧に演じたことによって、二つの世界の対比がくっきりと浮かび上がっていました。最後は全員がゴキブリホイホイの中に囚われ、ホウ酸団子を食べて死んでしまうのですが、一番最後のセリフ「みんなゴキブリだったの?」は、前回よりも一層、なんともいえない寂しさを感じるセリフになっていました。

あっという間に終わってしまった中間発表会でしたが、いつもよりも時間をかけて一つの作品に取り組んだことや、お客さんの前で勇気を出して演じ切ったこと、お客さんの予想外な反応を体感して、なんだか少したくましくなった児童劇団メンバーでした🧚🏻

今月はあと2回活動があります💫これからも、みんなが一体どんな楽しい演劇を作ってくれるのか、とても楽しみです。今後も児童劇団チームのみんなに、乞うご期待です!

【スタッフ 山田】

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