ひょっこりニュース

ひょっこりシアター5回目を終えて

構成と演出を担当してます、演出家の舘そらみです。

12月2日に開催された5回目のワークショップの様子を、どうか感じてください。

今まで1時間半の時間で行われていたひょっこりシアターも、

発表会が近くなってきたので今日から3時間の長丁場!

そんな今日は、あの、なんでかサングラス姿でスタートしました。

練習に使おうと開始前にサングラスを用意していたら「それなに?」と早めに来たメンバーが次々に気にしてくれ、開始時にはみんなサングラス姿に。

暗いところが得意ではないメンバーも「ちょうだい!」とばかりに手を伸ばし、思いっきりサングラスをかけてくれました!

「なんでみんなサングラスかけてるの笑」と笑いながらのスタート。

ねえ、サングラス2つついてるよ。

発表会が近くなりどこか緊張していたのは私たちばかりで、メンバーはどんどん楽しんでくれます。私たちの緊張をほぐすのは、いつだってメンバーなのだ。

何の説明もせずに、突然ジェスチャーゲーム(何の動きをしてるかを当てるゲーム)をしてみても、どんどん巻き込まれてくれる。

突然始まる「かるた」のジェスチャー。

「このお題でやってみない?」と隣の仲間を誘う声もあっちからもこっちからも。

自分のアイディアで人を誘い何かを演じてみる、がいつの間にかお手のものになっています。

サングラスを使いたかったのは、泥棒の役をみんなに演じてみてほしかったから!

発表会ではオープニングシーンになる予定です(乞うご期待)。

こうやって、小さなシーンを発表会に向けて作っていきます。

そして、続いて、

「朝寝て起きてから、家を出るまでの様子を再現してみて〜」とお願いしてみました。これもまた、発表会に入れたいと思ったのです。

しかし!

眠るのが好きなみんなは、「寝る演技」をしちゃうと全然起きない笑 このままだと本当に寝てしまうと、みんなで大笑い。

「朝起きてから家を出るまでのシーン」は、発表会で実際にやるかは再考の必要あり、です。

そして!今日も、「やりたい役」を出し合って作品作り。

「今日はね、〇〇やりたい」の声があちこちで聞こえます。

酔っ払ったことのない10代メンバーで送る、酔っ払い居酒屋のお話。(写真は20杯目の生を頼んでるところ)

動いて表現することが得意なメンバーで送る、名店ハンバーグ屋のお話。(写真はシェフが店員にレシピを教えているところ)

歌あり、ダンスあり、ドタバタあり、パロディーあり(写真は「走れメロス」のパロディー)

なんとオリジナルソングまで現れる!(エアギターで熱唱)

色んな表現手法が、どんどん提案されて、色んな常識がどんどん取り払われていく。

ひょっこりシアター、初めの数回は、どこかまだ、「アイディア出すってどうするの?」という呆然があった気がします。

でももう今は、誰もが「アイディアが止まらない!」の無双状態。

「できるかできないか」なんて気にしないで「とにかくやってみよー」のパワーが満ちています。これは、すごいことだと思います。

誰だって何かをやってみるとき「できなかったらどうしよう……」と躊躇してしまいがちですが、「いいよ、とりあえずやってみよう!」のチャレンジ精神がここには宿っています。

そして、やってみたら、できないと思ったことも意外とできるもの。

その驚きと喜びに、今日も溢れていました。

最後に肩を揉み合って、今日も終了。

どうも、BABYたち、発表会楽しみにしててくれYO!

【5回目】

ワークショップ実施日:2023年12月2日(土)

撮影:Reina Sato

文:舘そらみ