ひょっこりニュース

2025.05.10 ひょっこりシアター+たじま児童劇団ワークショップ活動レポート

ー2025年5月10日(土)ひょっこりシアター+たじま児童劇団ワークショップ 活動レポートー

スタジオから見える円山川を横目に、人間ボーリングで体を温める仲間たちは今日も元気いっぱいです。

〈ひょっこりシアターの仲間が撮影してくれた写真です〉

こんにちは、初めまして、アシスタントのりったん(坂戸)です。今年からひょっこりシアターに仲間入りしました。

初の試みで、ひょっこりシアターメンバーとたじま児童劇団メンバーの合同ワークショップを開催しました。

まずはアイスブレイクとして自己紹介から始まりました。自分の名前を言うと、みんなが呼んでくれます。みんなが自分の名前を呼んでくれるのはうれしいもので、緊張もほぐれていきます。

自分の背中に貼ってあるキャラクターのペアを探すゲームや、ジェスチャー当てゲームをしました。ジェスチャー当てゲームでは、見てる人はジェスチャーの物語を考えて題名を当てます。

みんなの頭の中にある物語を想像しながら、何をしているのか当てるのはたのしくて、おもしろいです。ジェスチャーなのに体の大きな動きから、表情の小さな動きまで観察されるとドキドキします。何回かやっていくと、自分から手をあげて輪の中心に出てジェスチャーを始める人が増えていきました。みんなのアイデアが溢れていくようでした。

そんなアイスブレイクを終えて、みんなで今回挑戦したのは「お題に合わせて物語を作る」創作です。

今回のお題は!

①『アイドル育成スクール』

②『ぼくらの部活が世界をすくうらしい』

③『友情と裏切りの冒険がいま、はじまる』

もう、面白そうです。そんな期待をはるかに超える作品が、今回もできあがりました!

どのお題もみんながやりたい役を登場させるので、生き生きとみんなの前で発表しています。

最後の発表の時間は、みんなが作る世界に入れるので好きです。どうしてその役を登場させたのか、きっかけを想像するとみんなの「好き」や「興味」が見えてくるような気がします。みんなも仲間たちの物語をたのしそうに観て、工夫ポイントや、笑いポイントを発見し、感想をシェアしてくれます。

今回参加していた、たじま児童劇団の団員の一人は、普段一緒にやらない年の離れた仲間と一緒にできたことが新鮮だった、と感想を教えてくれました。

この合同ワークショップはまた開催したいと思います。

それでは、3本の大傑作をご紹介します!

『アイドル育成スクール』

「主人公」がアイドル育成スクールに入学するために田舎からやってくるところから物語は始まります。入学して早々、「きびしい先生」に数学のテストを受けるように言われてしまいます。歌とダンスの練習しかしていなかった「主人公」は、「魔法が使える掃除のおばあさん」の力も借りながら、2年間の勉強修行をやり遂げました。やっとの思いで臨むアイドルらしいポージングの練習では、「カメラマン」が写真を撮ってくれます。しかし、なかなか「カメラマン」の納得のいくポージングができません。ここで、「魔法が使える掃除のおばあさん」が再登場。「主人公」はみるみるポージングが上手になり、「カメラマン」もノリノリでシャッターを切ります。

そんなこんなで、「主人公」はたくさんのお客さんの前で歌って踊るアイドルになりました。

『ぼくらの部活が世界をすくうらしい』

ある部活の「先輩」と「後輩」が何かの特訓(反復横跳び?)をしているところから物語は始まります。部室に入ってきた「新入部員」に話しをしていると、「顧問の先生」が来て、世界をすくうためにがんばれと部員たちに気合を入れます。「先輩」と「後輩」が悩んでいると「新入部員」は何かを「すくい」始めます。スーパーボールやカレー、さらには穴の開いたお玉でお米を「すくう」練習をしていたのです。

それを聞いた「先輩」と「後輩」は、「それだ!」と言って、今日もみんなで「すくう」特訓をするのでした。

『友情と裏切りの冒険がいま、はじまる』

「主人公」のお化けが、この物語は自分が死ぬ前のお話です、と説明するところから物語は始まります。主人公が起きて、「ペットボトル飲料のなっちゃん」と一緒に家を出ると、なんとそこは森の中。恐る恐る森を歩くと、「人間はまだ食べたことがない肉食のシカ」と、「海を泳げる水色のウサギ」に出会います。森を一周して戻ってくるとあったはずの家がなくなっていました。近くにいた人に家を知らないかと聞いてみます。すると「パルピレピロ」としかしゃべりません。よくわからず困っていると「シカ」が通訳してくれました。通訳によるとこの森を何回も曲がった先にあるといいます。

そこにいた「シカ」と「ウサギ」も一緒にみんなで「主人公」の家を目指して森の中を進み、冒険がはじまります。

アシスタント りったん(坂戸)