たじま児童劇団

2026.6.14 [シニアクラス]活動レポート

6/14(日)、今日は児童劇団シニアクラスの初回の活動日でした。

はじめはアップから。ラジオ体操で身体を動かした後、アシスタントのながみさが地元・宮崎で学んでいた「加瀬メソッド」をシェアしてくれました。深い呼吸に声を乗せていく発声練習です。身体のさまざまな場所に声を振動させていくことで、楽器のように声を出せる身体を目指します。

それから、「わたしあなた」のゲームをしました。お互いの名前を呼び合うゲームですが、初参加のメンバーもあっという間に名前を覚えてゲームをこなしていました。

簡単な自己紹介をして、いよいよ今日のメインプログラムに入ります。

オリザさんによる「転校生」のワークショップです。「転校生」のプログラムは、学校の授業やこれまでの児童劇団で何度かやったことのあるメンバーも多く、かつての名台詞や名キャラクターを思い出しながら新しいストーリーを考えていきました。

配られたテキストをもとに、二つのチームに分かれて創作します。

一つ目のチームは、異世界から来た転校生という設定に。細かな設定も追加してファンタジーな世界を描いていました。最後には「転生したらみんなで異世界に行こうよ」という台詞が登場しました。

もう一方のチームは、転校生役に「好きな国とか場所はある?」と聞いて、長野から転校してくるという設定に。けれど、転校してきた場所を変えると、ちぐはぐになってしまう台詞も出てきます。

オリザさんからの振り返りでは、「面白い台詞や、違和感のある台詞が出てきたらツッコんで」というアドバイスがありました。「ツッコミは友情、ボケを放っておくのは友達じゃない」という考え方で、リレーのバトンを渡すように言葉のバトンを渡していくように、とのことでした。

つぎに、空白の台本が配られて、細かいセリフや展開を自由に考えていくワークに入りました。一つ目のチームは変わらず異世界から来た転校生の設定で行くことに。二つ目のチームは、火星から来た転校生という設定に変更しました。

地球を侵略しにやってきたナルシストな火星人。そんなキャラクターを顔を真っ赤にしながら演じる様子に、思わず勇気をもらいました。火星人にメロメロになるクラスメイトも登場して、会話が盛り上がっていきます。

異世界転生チームは、虹色の月を見ていたら豊岡に飛ばされてしまったというゴブリンと、手に不思議な力が宿ったという勇者が教室の中で対峙するラストシーンを追加しました。チームのメンバーのキャラクターが活かされて、言葉のバトンが予想外の方向にパスされていく様子がとても面白かったです。

最後のオリザさんからの振り返りでは、突飛な設定を選ぶときは、お客さんにどの目線で見てもらうか、リアリティをどのくらい持たせるかを設定することで物語が見やすくなるという話がありました。

初回の活動でしたが、それぞれのアイデアを引き出していくメンバーのやりとりの上手さに、とても心強い気持ちになりました。6年目のたじま児童劇団も、ますます面白くなっていきそうです。

(スタッフ 山田)