ひょっこりニュース

ひょっこりシアター2024「演劇体験ワークショップ」7月13日

こんにちは。江原河畔劇場の村井です。

今年もひょっこりシアターがひょっこりとやってきました!!(嬉しい!!!)

今回の活動レポートはひょっこりシアターのサポーターズメンバーである、ともに書いてもらいました〜。

今後もいろんなサポーターズメンバーからのレポートをお送りしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします〜。

                ひょっこりシアター運営スタッフ

村井

ひょっこりシアターサポーターズのともです。楽しく、そして感動もあるひょっこりシアターのお手伝いがしたくて、今年も参加しています、どうぞ、よろしくお願いいたします。      

とも

 今年も「ひょっこりシアター」がスタートしました。

今年は「演劇体験ワークショップ」と「創作体験ワークショップ」とに分けて開催されます。

「演劇体験ワークショップ」1回目はスタッフ6名、サポーターズ5名、参加者8名でした。

  1回目というのは、スタッフやサポーターズ、参加者ともに、少しは緊張するものですが、スタジオに入ってきた参加者たちの多くが昨年度参加したメンバーで、すぐに楽しい雰囲気が漂いました。もちろん今回初めての参加者、スタッフ、サポーターズもおられ、「これから何が始まるんだろう?」という「ドキドキ感やわくわく感」も感じました。

 自己紹介のあと、自分の名前(ひょっこりシアター中の呼び名)であいうえお順に並び変えるゲームからワークショップがスタート。知らぬ間に、お互いの名前を呼び合って、名前順に一つの輪になりました。お互いの名前を呼び合うことで、お互いの距離が縮まっていきます。

 続いて拍手回し。経験した人が多く、楽しそうに拍手を回していましたが、途中から、イレギュラーに回し始め、笑いが生まれていきます。かけ声回しに発展したり。食べ物リレーに発展したりしました。拍手回しというアイスブレイクが、「目に見えないものを見えるような表現」に自然な形で広がっていきました。自然な形で楽しさが、どんどん大きくなっていきます。

 続いて、「何をやっているのかあてるゲーム」

ジェスチャーで、何かを表現し、それをみんながあてるというものです。ファシリテーターのむらいちゃんの見本から始まり、その後参加者が次々と手を上げ、様々なジェスチャーが生まれていきます。2人で「オセロ」「マリオカート」を表現したり、コンビニでの買い物の様子を表現したり、晩酌やジム通いなど「やりたいこと」がジェスチャーで表現されたり…。

 この流れで、チームに分かれて「今やりたいこと」「やってみたいこと」をテーマに、創作が始まりました。4つのチームに分かれ、そこにスタッフとサポーターズも混じりながら「自分のやってみたいことって何だろう?」を考えました。いくつでも「やりたいこと」が出てくるメンバーもいれば、「今やりたいことって何だろう?」と一生懸命に考えるメンバーもいる。ランダムに分けられたチームの中で、自分の「やりたいこと」が次第に集まっていきます。

「推しのライブに行く、将棋で遊ぶ、アイドルユニット、海でBBQ、もぐらになる、時間をとめる、漫画をずっと読む、WBCに出て優勝する、ラーメン二郎にいく、焼肉食べ放題、車を運転、ジムに行ってダイエット、鳥になる、お城のお姫様…」

「やりたいこと」を考えたり、人の「やりたい」を聞いたりするこの時間の、参加者の真剣な顔や言葉にできた時の笑顔は、とてもキラキラしていました。

それらを一つのお話しにつないでいきます。

 エアコンが壊れた家に友だちと集まっていて、網戸を直し、推しのライブに行ったつもりが別のライブで、がっかりしながら家に帰り、海でBBQに行ったり、将棋で蛙跳びをして遊ぼうとしたりとするお話しが生まれました。「やりたいこと」だったのに、別のライブに行ってしまうなど、かなわない部分を盛り込んで笑いにし、面白いお話しでした。

次は、売れないアイドルユニット(むっちゃん&みっちゃん)がスタートするお話。練習してもうまくあわず、解散してしまう。でも(むっちゃん&みっちゃん)に会いたくブラジルのモグラははるばる日本までやってきたが、すでにユニット解散の真実を知る。みっちゃんは飲んだくれてやさぐれている、そこに登場した警備員さん、みっちゃんには女神にみえ、やさぐれた心がほぐれていく、そこにむっちゃんソロのライブが開かれて…  3年という時間をうまく使い、また登場人物が役によって見え方が違うなど、さまざまな工夫が見られ、面白いストーリーでした。

次は、「時間をとめる」がテーマのお話。時間がなくて漫画がなかなか読めないお客に1時間1,000円で時間をとめ、8時間漫画を読ませたり、WBC優勝のため、バッターと時に時間を止めてもらい、ホームランをうって優勝するシーン、最後にラーメン二郎に行くことを頼むと「勝手にどうぞ」という時間と関係ないことを「オチ」につかったとても面白いお話しでした。

最後は、メンバーみんなの「やりたい」をつないだストーリー。焼き肉食べ放題にどうしても行きたいけれど、お店が遠く、新しい車を買った友だちに乗っけてもらい、他の友だちを連れて食べ放題へ。ダイエットが気になりジムに行って、一気に痩せると、空を飛ぶ鳥に変身、お姫様が住むお城に行き着くという、現実からファンタジーへとつながるお話しでした。

今日初めて参加された方がいる中での創作で、できあがったものの完成度は高く、どれもとても面白いものでした。 

 自分の思いと他の人とが結びついて、新しいイメージがうまれて、どんどんお話しが広がります。これからも、新しい出会いと新しいストーリーができあがっていきそうで、楽しみで仕方がありません。

【ひょっこりシアター2024体験ワークショップ】

ワークショップ実施日:2024年7月13日(土)