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江原河畔劇場 新芸術監督の就任について

江原河畔劇場は2025年に開館5周年を迎えます。

この節目となる2025年度より、芸術監督が平田オリザから田上豊さんに代わります。
2020年に、市民の皆様、全国の皆様からのご支援のもと開館した江原河畔劇場は、現在、但馬全域の小中高生が参加する「たじま児童劇団」や、障害のある方との演劇ワークショッププログラム「ひょっこりシアター」など、地域に根ざした市民参加型プロジェクトや、子ども向け公演、国内外で活躍するカンパニーの公演を行い、たくさんのにぎわいを感じられるようになりました。

2025年度からは、新芸術監督の田上さんと共に、よりクリエイティブな環境を創出し、地域の文化拠点としての機能をさらに高め、交流の場を広げてまいります。
今後とも、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

江原河畔劇場

新芸術監督 田上豊からのごあいさつ


新芸術監督 田上豊からのごあいさつ

来年度より江原河畔劇場の芸術監督に就任することになりました。

3年前に東京から但馬に移り住み、江原河畔劇場の創作事業や交流事業に携わってきました。

新しい劇場なので、事業の積み重ねがそのまま劇場の歴史となっていく感じがあり、その様子が非常にダイナミックです。そんな魅惑の時期に芸術監督として劇場と関わることになりますので、常にユーモアを忘れず、褌を締めてかかる所存です。

江原河畔劇場の強みであるホスピタリティのある劇場運営を生かして、人と人、人と劇場とが繋がれる取り組みを多角的に創出し、加えて、若手の人材育成や地域間交流などにもより一層力を入れて参ります。また、江原河畔劇場から多様な上演作品を世界に発信できるよう、創造拠点としての機能も充実させていきたいです。

僕は、2階のスタジオから永遠偉大な円山川を眺めながらぼんやりしたり、深呼吸をするのが大好きです。そんなリバーサイドなシアターで今日に至るまで劇場を支えてきたメンバーと共に、円山川のような大らかな劇場を創造したいと思います。

田上 豊

【プロフィール】

田上 豊 たのうえ ゆたか

1983年生まれ熊本県出身。劇作家、演出家。田上パル主宰。
桜美林大学文学部総合文化学科卒業。
専門は現代劇。移りゆく時代の中で揺らぐ人間やその集団を描き出すのを得意とする。
劇団外でも、公共劇場プロデュース公演やダンスカンパニーとの合作、国際共同事業など様々な活動を展開。
近年は全国各地の小学生から高校生までを対象にした作品創作を精力的に行い、地域性を生かした演出法に定評がある。創作型、体験型、育成講座まで幅広くワークショップも行う。
2019年より富士見市民文化会館キラリふじみの芸術監督を1期3年務める。奈良市アートプロジェクト舞台芸術プログラムディレクター。芸術文化観光専門職大学助教。