たじま児童劇団

2021.11.14[中高生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、中高生の部の活動レポートです!

2021.11.14[中高生の部]活動レポート

今日のスタートは、青年団員 永田のアテンドよる簡単ストレッチ。まずは自分の手の平で、全身をパタパタ叩きます。脇の下や太ももの裏など、普段あまり触らない部分にも意識を持っていくように。

 しかし、自分ではなかなか手の届かないところもあります…そう!それは『背中』。

 そこで、みんなで輪になって右隣の人の背中をパタパタパタ…。だんだん体が温まってきました~。叩くのと叩かれるのを両方同時に味わいます。

 次に、首、肩、手首、足首など各関節を丁寧に回していきます。普段、我々俳優もやっている簡単で実践的な関節のストレッチです。関節を柔らかくしておくことで怪我もしにくくなります。

 ふぅ~と全身ほぐれたところで、今度は『名前』をつかったゲームをしていきます!

 今日はあらかじめ『呼ばれたい名前』をテープに書いて胸に貼っておきました。それをまず全員で一人一人のを復唱しました。

 ルールはこうです。鬼が誰か一人の名前を呼んで、その人の所までスタスタ歩いていきます。呼ばれた人は、鬼が自分の所に到着する前に、また別の誰かの名前を呼んでその人の所まで歩いていく、というゲーム。

 ルールさえ理解したら柔らかい脳みその彼らは、ポン!ポン!と次々に名前を呼び合い、どんどん鬼が変わっていくことができていました。

 これから、ある一つの目標に向かって始動する彼ら。少しずつ打ち解けてきて、それぞれの個性も垣間見える場面も増えました。チームで楽しさを分かち合う感覚を今後さらに感じてもらえたら嬉しいです。

 その後オリザさんから、前回の続きの新たな台本が渡されました。前回と同じチームに分かれて、配役を自分たちで決めて、まずは本読みをし、次に立って動いて練習してみます。セリフを自分なりに読み解き、それに合わせた動きを自分達なりに考えます。そして、数分後に両チーム発表しました。

同じ台本なのに、俳優が変わるだけで、役のキャラクターなども違って見えるから面白い。

 さらにもう一度、今度はオリザさんからの演出がつきます。

「セリフの前に間を入れて」

「そこはゆっくり言ってみて」

 間やスピードが変わるだけで、役の気持ちや状況が違って見えてくるから、『演出』ってホントに魔法みたいです。

 俳優として『演じる』だけでなく、その変化の過程を『観る』経験も、彼らにとっては大切な時間なのではないかと思います。

 さあ、この台本が今後どんな風に進化していき、彼らにどんな展開が待っているのか…!これからの活動もドキドキで見逃せません!

[スタッフ 福田]

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