たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。
今日は、小学生の部「とよとよシアター」の活動レポートです!
2021.11.14[小学生の部]活動レポート
あちこちで冬の訪れを感じる今日このごろですが、今週も、寒さをもろともしない元気いっぱいのとよとよシアターの面々が劇場に集まってきました今回のとよとよシアターは2度目の特別回、講師のむらいちゃんに代わり、青年団『サンタクロース会議』で江原にやってきている俳優の島田曜蔵さんこと、しまぷーがファシリテーターを務めました。
開始前のスタジオでは本気の鬼ごっこ大会が繰り広げられます大きなスタジオで思いっきり鬼ごっこをするので、全員集合する頃にはすでにもうみんな息がゼーゼーになっています。しかし、おそるべしとよとよシアター、有り余るパワーでこのまましまぷーのプログラムに挑みます。じつは年明けの発表会も近づいているとよとよシアターに向けて、しまぷーが持ってきた発声練習をやってみました。声の大きいしまぷーの伝授する発声方法の知識をみんなで一緒に学びました
まずは大きく口を開けて五十音を言ってみます。大きい口でしゃべると、いつもより顔が疲れることに気づきますそれから、腹式呼吸と胸式呼吸の違いを、横になった状態でお腹に手を乗せて見てみますそのまま長い息で声を出す練習、お腹の中の息を吐ききるまで声を出してみたりしました。これは練習すると、どんどん息が長くなります。それから自己紹介をひらがなで紙に書いて、文章を母音に変えて読んでみますいつか学校で習ったローマ字のことを一生懸命思い出して、母音でしゃべる自己紹介に挑戦しました。
そしてその次は、前回からの宿題でしまぷーから持ってくるように言われていた『おうちにあるいらないもの』を使ったワークですそれぞれが持ってきたいらないものが、どんなものなのか、なぜいらなくなったのかをひとりひとり発表します。遊ばなくなった積み木や綿棒の容器、本、教科書、お母さんが持っていた布きれ、ダンスで使った小道具など、色んないらないものが集まりました。そしてその次に、そのいらないものたちを『ものすごく大事なもの』として説明するお話を考えて紹介してみました。おうちにあったいらないものたちは、みんなのつくり話によって、先祖代々から伝わる家宝やお友達からもらった大事なプレゼントに姿を変えました。
最後に、チームに分かれてこの『ものすごく大事なもの』を取り上げるニュース番組を作りました。『ものすごく大事なもの』を中心に、突然お宝ラッシュがやってきた村や、全国大会に出場する強豪カヌー部を取り上げるニュースを作りました。発表はリポーター役がスタジオでキャスターをするしまぷーに中継をするかたちで行われましたおうちにあったいらないものが思いもよらぬ大活躍をする楽しいワークでした。
そんなこんなで、なんとも盛りだくさんな90分を過ごしたとよとよシアターでした。
次回の活動は12月!ますます寒さが厳しくなりますが、元気なみんなとまた劇場で会えるのを楽しみにしています!
[スタッフ 山田]