― 2025年11月15日(土)ジュニアクラス 第9回目 活動レポート ―
こんにちは、アシスタントのりったんです。
いつものようにウィンクキラーや名前鬼でウォーミングアップをして今日の活動も始まりました。このウィンクキラーや名前鬼は、どんどんルールがレベルアップしていて、毎回やっているはずですが飽きることがありません。前回の活動の時にウィンクキラーに新ルールが導入されましたが、みんなでやりながら改良を進めます。「これじゃ、キラーになる人が暴走しちゃうよ」「暴走しなきゃつまらないよね」などなど自分たちで新ルールを調整している姿は、もう開発者のようです。
今日は「セリフで状況を伝えられるようになろう」と、むらいちゃんはメンバーにテーマを掲げました。
セリフで状況を伝えられるようになるとはどういうことか。
今日のワークの中では、二人一組になって椅子に座り、設定した状況に起こりうる会話を創作しました。例えば、公園のベンチに座っている二人がいるとき、どんな会話をしたら、その場所が公園のベンチであると観客に伝わるのかと考えて会話を作るということです。
ここは〇〇です、と直接的に言わずに状況を伝えるのは案外難しく、伝わることにズレが起きることがあるようです。「〇〇の家」という設定だけど、椅子に座っている二人はゲームをしながら会話をしている。それを観たお客さんに「〇〇の家」だと伝わるだろうか。
ワークを通じて、どんな会話をすれば、伝えたいことがお客さんに伝わるだろうかと意識するようになったのではないかと思います。

ワークの後半では、「90秒間で、椅子に座って本を読んでいるむらいちゃんを椅子から立たせる」シーンの創作をしました。何も知らないむらいちゃんに、自ら立ち上がってもらうには、立たざるを得ない状況を設定し、会話の中(劇中)で伝えなければなりません。会話の中に自然に設定などの情報を組み込むのが難しいポイントですが、3人ずつのチームはそれぞれやり方を工夫していました。

90秒間で、椅子から立たせる出来事が起きるまでの前置きに時間をかけ、会話で状況を伝えるチームや、早々に椅子から立ち上がるような出来事が起き、立ってもらうための会話に時間をかけるチームなど作戦はさまざまでした。「この会話では、この場所が圏外のために電話ができないということが伝わっていない」とか、「まだ、むらいちゃんとの関係性がわかる会話が足りない」とか、お互いに意見を出し合いながら、どんな会話、セリフがあると伝わるのかを考えていました。
少しレベルアップしたワークでしたが、みんな相手の立場になってものごとを考えるようになっていて、創作の時の視点が増えたのではないかと感じました。
2月の発表会に向けて、作品創作のためのワークも増えみんなのさらなる成長が楽しみです!
以上、りったんでした。
