― 2025年11月9日(日)シニアクラス 第6回目 活動レポート ―
11月9日、今日もシニアクラスの活動がありました。
今日は2つの短い台本を使って、俳優にとって必要な技術とは何かということと、演劇を構成する要素の成り立ちについての講義がありました。配られた台本はどちらも同時多発の会話が含まれるもの。オリザさん曰く「世界一同時多発のうまい子どもたち」であるシニアクラスのメンバー。あっという間にセリフをものにしていきます。

こうした台本の中で、積極的に二つ以上のグループの会話に参加する役を演じるときは、意識の分散のために相手役を使うことが重要です。今話している人と、これから話しかける人に、数十%ずつ意識を分散させながら会話します。このとき、その役を落ち着きのない設定だったり、おしゃべりな人の設定にすると、やりやすいです。
また、演劇や文学は、新聞の見出しになるような「社会的な問題」と、見出しにはならないけれど個人にとってとても大切な「人間的な問題」のバランスによって成り立っていて、このバランスのいい作品が優れた作品といえるという説明がありました。
さらに、演劇における台本の役割はあくまで仮説であり、稽古はその仮説をもとにした科学の実験のようなものだという前提をもとに、すでにある台本における「内部」に新しい刺激を与えるというワークを行いました。台本の中の登場人物の会話が破綻しないくらいの、大きすぎず小さすぎない刺激を与えるのがポイントです。
化学の研究室が舞台の台本を使い、チームに分かれて発表を行いました。途中からやってきた登場人物が告白するシーンを追加したり、新薬によって猿になったヒトが研究室から飛び出してくるというシーンを追加したり、さまざまなアイデアを織り交ぜながら試行錯誤を行いました。

最後に年始の公演『十五少年・少女漂流記』の三・四場の読み合わせを行い、今日の活動は終了しました。次回はいよいよオーディション。やりたい役を考えておくようアナウンスがありました。2年ぶりにたじま児童劇団のメンバーが演じる『十五少年・少女漂流記』、どんなパワーアップを遂げるのでしょうか、どうぞお楽しみに!
(スタッフ 山田)
