たじま児童劇団

2026.07.05[シニアクラス]活動レポート

ー2026年7月5日(日)シニアクラス 第2回目 活動レポートー

 雨模様の中、今年度2回目のたじま児童劇団シニアクラスの活動が始まりました。

まずはゲームでウォーミングアップ。じゃんけんゲームと目隠しゲームで、身体と心をほぐしていきます。

目隠しゲームでは、2人1組になり、一人がアイマスクを着け、もう一人が誘導役になります。最初は手を添えて案内しますが、途中で誘導役がこっそり交代したり、最後には言葉だけで2階のスタジオから1階のロビーまで案内したりと、徐々に難易度がアップ。あちこちから笑い声や驚きの声が上がり、たどり着いた瞬間には緊張がほどけ、思わず笑顔がこぼれます。


締めくくりは「度胸試し」。アイマスクを着けたままスタジオの端から端までダッシュします。受け止め役の目の前で急ブレーキをかける人もいれば、そのまま勢いよく飛び込む人もいて、それぞれの個性が表れ、大いに盛り上がりました。

身体を大きく動かして心も体もほぐれたところで、チームに分かれ、台本を使ったメインプログラムへ。


まずは役を決め、台本のせりふを自分たちで考えながら完成させていきます。「言葉は自分が言いやすいように変えていい」とオリザさんからアドバイスがあり、「書写」「毛筆」「書道」など、学校によって異なる言葉も、自分たちにとって自然な表現に置き換えていきます。

創作が始まると、「語尾の『う』はいらないよね」「ここはみんなで『えー!』って言った方が面白いんじゃない?」と、次々にアイデアが飛び交い、チームごとに工夫を重ねていきました。

読み合わせでは、それぞれのチームらしいアイデアが光ります。

1チーム目は、「先生の機嫌が悪い理由」が、「子どもに『足が臭い』と言われたから」「離婚したから」など次々と飛び出し、オリザさんからの「先生がかわいそうすぎる!」というコメントに一同大笑い。

2チーム目は、「宿題を全部忘れる子がいて採点が追いつかないから先生の機嫌が悪い」という設定に。ユーモアのある展開に、観ている人たちも思わず笑顔になりました


読み合わせの後は、オリザさんから「指示書」が配られます。4脚の椅子を目印に、それぞれ決められた動きをしながらせりふを言うという課題です。動きとせりふを合わせるのは簡単ではありませんが、「もうすこしゆっくり歩こう」など、互いに意見を出し合いながら試行錯誤を重ねていきました。

発表後、オリザさんからは、「全員で課題を共有し、解決しようとすることができるようになってきている」とのフィードバックがありました。メンバー同士で考え、意見を出し合いながら作品をつくる姿に、これからの成長への期待が膨らみます。

続いては、中学1年生の3学期に豊岡市内の中学生が取り組んでいる台本を使ったワークへ。今回は役だけでなく、登場・退場の動きも自分たちで考えます。

発表を終えて、オリザさんから、「通り道だからと連れていくはずなのに、出てきたところと同じ方向へ戻ったら、お客さんは混乱してしまう。舞台では袖の向こうに何があるのかを想像できるよう、矛盾のない動きを考えることが大切」とアドバイスがあり、舞台ならではの空間のつくり方について学びました。

次回の活動は8月9日。最後には宿題も発表され、「これをできると国語の点数が20点上がるよ」というオリザさんの一言に、子どもたちからは驚きと期待の声が上がりました。
メンバーの力がめきめきと上がっていく様子に、本番に向けてこれからの活動が楽しみです。

(スタッフ:赤間菜穂)