7月26日(土)、江原河畔劇場の2階スタジオにて、プロの演奏家・やぶくみこさんを講師にお迎えし、「おんがくワークショップ」を開催しました!
今回は、4歳以上を対象とした「こどもじかん」と、18歳以上を対象とした「おとなじかん」の二部制。
それぞれの時間が、全く異なる魅力にあふれた素敵なひとときとなりました。

まず午前10時からは、待ちに待った「こどもじかん」のスタートです。
付き添いの大人の方や、4歳未満のごきょうだいも一緒に参加してくださり、総勢14名でスタジオは一気に賑やかな空間になりました。
まずはみんなでお茶を飲みながら、やぶさんから今日のお話を聞きます。
目の前に並ぶのは、初めて見るガムランなどの珍しい楽器や、普段は叩けないような大きなお鍋!子どもたちは興味津々で、あれこれ試してみたい!と目が輝きます。
最初はみんなが思い思いに音を鳴らし、混沌とした音の雑踏のようでした…(笑) が、少しずつ…な~んとなく…全体がセッションのようになっていくから楽器って不思議です。
そこへ、やぶさんから「ワンツースリーゲームやるよ〜」とアナウンスが。
みんなが思い思いに演奏する中、やぶさんの「ワン・ツー・スリー!」の合図で、誰か1人がソロ演奏を披露します。その間、ほかの子は手を止めて、その子の音をじっくり味わう、というゲームです。そして再びワン・ツー・スリー!の掛け声で、全員でのセッションに戻ります。
これを繰り返すうちに、子どもたちは「聴くこと」「奏でること」に対してどんどん意識的になっていく様子。その姿はまるで本物の演奏家のようでした!

最後には、みんなで息を合わせて即興演奏を録音してみます。
子ども達の耳にはどんな風に響いたのでしょうか。
一方で、2歳の小さな参加者ちゃんは、広いスタジオを元気に走り回っていました。「演奏はまだ難しかったかな?」と思いきや、その手にはしっかりと楽器が握られており、走りながら奏でていたのです!これにはスタッフも「恐れ入りました!」と笑顔に。
どの子も自分なりの方法で、のびのびと参加してくれていました。

続く、11時30分からは、雰囲気がガラリと変わり「おとなじかん」へ。
先ほどまでの賑やかさが嘘のように、森の中のような静かで穏やかな空気が流れます。
お茶を飲みながらの趣旨説明の中で、やぶさんから即興演奏で大切にしたい3つのこととして、
「聴く」「待つ」「合わせる」が挙げられました。
特に印象的だったのは「待つ」ということ。
誰かの音を待つだけでなく、「自分の中から音が生まれてくるのを待つ」ことが大切だという言葉に、スタッフの私も目から鱗が落ちる思いでした。
まずは各自でさまざまな楽器に触れ、今の気分にぴったりの音を探します。

楽器が決まったら、やぶさんのリードで演奏スタート。最初は恐る恐る叩いたり、周りに合わせようとしていた参加者の皆さんでしたが、音と音が重なり、リズムが繋がっていく心地よさに包まれると、どんどん積極的に自分だけの音色を響かせていました。
おとなじかんもセッションを録音し、みんなで床にゴロンと横になって、リラックスした状態で録音を聴き返します。
そこから浮かんできた景色やイメージを、みんなでホワイトボードに書き込んでいきました。
単語、文章、イラストなど、表現は十人十色。それをまた全員で眺めます。それに対してフィードバックなどせず、本当にただただ眺めます。
「楽器を替えて録音セッション」⇒「ゴロンと横になって聴く」⇒「ホワイトボードに書く・眺める」
このプロセスを何度も繰り返しました。

すると、不思議なことに、回を重ねるごとに参加者さんの表現の自由度が増していき、自分の中から湧き出るものにどんどん素直になっていく感覚がありました。
音をアウトプットすることが自分の内側へのアクセスとなり、それを今日初めて出会った人たちとコラボレーションできるという、これまでにないほど新鮮で、非常に面白い体験となりました。
💬 参加者のみなさまからの声
ワークショップ終了後、両方の時間を通じてたくさんの温かい感想をいただきました。その一部をご紹介します。
・身近にあるものでいろいろな音があること、新しい音楽の発見でした。
・はじめて見た楽器に興味津々の子供たちがかわいかったです。
・異国の音に触れ、子どもたちが思い思いに音をだせていてよいと思いました。
・みんなが奏でる音をききながら、心地よい音を出せるワークショップでした!楽しかった~!
・リズムや音の共鳴が連鎖的におこっていくのが心地よく感じました。
・ねらうような音ではなくて、良いなと思った音を奏でるだけで音楽になることに気づけた。
・ガムランの楽器に初めて触って心地よかったです。
・みんながイメージした言葉や線をふんふんって思いながら、次こんなことやってみようってできるのが面白かったです!
・今日、たまたま会って始まったメンバーなのに、段々音がまとまっていくような感覚があって、イメージがつながり合うような、とても素敵な体験でした。

今回のワークショップを振り返った際、やぶさんからこんな言葉がありました。
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「日々の暮らしは、いろんな人と生きている。
(おんがくワークショップも)その時々で集まったメンバーで
『じゃあ何ができるかな』と試みること、それこそがアートの力です」
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この素敵な言葉を胸に、私たちは早くも次へのワクワクするアイデアを膨らませています。
さらに充実したワークショップを目指していきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
ご参加いただいた皆様ほんとうにありがとうございました!
(スタッフ:福田倫子)
