たじま児童劇団

2023.10.15[中高生の部]活動レポート

たじま児童劇団は、江原河畔劇場を拠点に、子ども達と演劇ワークショップをしています。現在は小学生の部(小学4年生〜6年生)と中高生の部、2チームで活動しています。

今日は、中高生の部の活動レポートです!

2023.10.15[中高生の部]活動レポート

ー2023年10月15日(日)中高生の部 第5回目 活動レポートー

今日は、アイスブレイクに『愛してる鬼ごっこ』を行いました。

『愛してる鬼ごっこ』は、鬼にタッチされた人がその場で固まり、3人の仲間に目を合わせて「愛してる」と伝えてもらうまで動けない、という進化型こおり鬼です。

「愛してる」と伝えるのは、ゲームだとわかっていてもやはり照れがあるのか、少しはにかみながらの「愛してる」や、目の前を素早く走り抜けながらの「愛してる」など、様々な「愛してる」を聞くことができました。

アイスブレイクの後は、いよいよオリザさんの台本を使ったワーク。

全体を2チームに分けたあと、とある台本の一場面が配られ、配役を決めてワークを行いました。

台本を読みながら、「え!?なにこの台本!」と驚きの声を上げるメンバーたち。

それもそのはず、配られた台本は、1ページが三段構造になっており、3つの場所での会話が同時進行で行われるというものでした。

しかもこの台本の中には、人物が場所を移動していき、各所の人々の会話に途中で合流するという流れがあり、「タイミングを合わせる」ことがとても重要となるワークでした。

オリザさんからの

・タイミングを合わせつつも演技を犠牲にしない

という指示のもと、どうしたらうまくいくのか試行錯誤していました。

何度も通して練習し、通し終わると口々に隣の人と「今はこうだったから次はこうする」と話し始めるメンバーたち。 

途中で一度オリザさんがワークを止め、「正しい話し合いの仕方」を伝えてくれました。

・全員で落ち着いて座って話すこと

・円形になり1人がみんなに対して問題を共有すること

・問題を全員が共有するまで、どこに原因があるかは分からないため、一人の人が問題と解決策を同時に言わないこと

それを聞いたメンバーたちは、少しバツが悪そうな、ハッとしたような表情をしていたのが印象的でした。 

その後、教わった「正しい話し合いの仕方」を早速実践し、グループ全体で輪になって問題を共有している姿を見ると、この短時間で一気にチーム力が上がったような印象を受けました。

素晴らしい速度で物事を吸収していくメンバーたち。

次回からはいよいよ本格的に「転校生」の上演に向かっていきます。

どんな作品になるのか、今から楽しみです!

【芸術文化観光専門職大学  植田天空】

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