ー2023年12月10日(日)中高生の部 第13回目 活動レポートー
「本当に12月?!」と疑ってしまうほど暖かな活動日。
今日は、柔軟や発声などのウォーミングアップを行わず、前回のセリフ変更点を確認した後すぐに、オリザさんによる稽古が始まりました。
練習では、かつて上演された台本を元に、メンバーたちの今のリアルをすり合わせつつ、細やかな調整が行われました。特に、会話をする人同士が声を届けやすいように、言う役やセリフが変更されたり入れ替わったりしました。
また、オリザさんからの「体育って男女合同?」という問いかけに、「選択で男女合同!」「私の学校では男女別々!」など様々な声が上がっていました。脚本の通りまるでひとつのクラスのように協力して稽古をしているみんなが、違う学校に通っていることを改めて実感し、ハッとさせられた出来事でした。
休憩時間も、セリフの変更点を書き込んだり、疑問点を解決したり、できることを自ら考え積極的に取り組んでいました。
『転校生』は高校生を題材にしたお話ですが、児童劇団では高校生に中学生も混じって演じているのが、一つの魅力になっているなと感じます。また、児童劇団はみんなが役者ですが、演じることだけでなく、自ら全員の出ハケ表を作成したりスタッフワークにも気を配ることができる猛者が集まっています。
たじま児童劇団、恐るべしです。
【芸術文化観光専門職大学 丸山るか】