たじま児童劇団

2025.08.02[ジュニアクラス]活動レポート

ー2025年8月2日(土)ジュニアクラス 第4回目 活動レポートー

この日は、芸術文化観光専門職大学から実習生として4名の学生が参加し、いつもと少し違う賑やかな雰囲気で始まりました。

まずはお互いを知るための自己紹介タイムからスタート。続いて、ウォーミングアップも兼ねて「名前おに」や「ウィンクキラー」などの遊びを通して体を動かしました。鬼ごっこやゲームの中にも、名前を覚える・相手を見る・タイミングをつかむなど、演劇に必要な要素がたくさん詰まっています。

その後は、物語づくりのワークに取り組みました。

「場所」「登場人物」「出来事」という三つの要素を、それぞれ一枚ずつ付箋に書いてシャッフル。それを組み合わせて、即興で物語をつくります。偶然の出会いから生まれる発想は、いつも予想を超える展開になります。

この日の作品はどれもユニークで魅力的でした。

  • 『海の底の幽霊』
     水泳のオリンピック選手が、火星の川で練習中に海の底へ流され、幽霊に念力で助けられるという不思議な物語。幽霊のひそひそ、ぼそぼそとした話し方が印象的でした
  • 『四人の登山客』
     外国人登山客と通訳が工事中の登山道で迷い込み、何度も同じ工事作業員に出会うというループ的な展開。ちょっと怖くて、でもどこか可笑しみのある作品でした。
  • 『サンタさんの怒り』
     年齢を偽った人気アイドルがサンタから魔法の雑草をもらい、それを食べたことで雑草が幽霊化。怒ったサンタがアイドルの家を燃やすというブラックユーモアの効いたストーリーでした。
  • 『えんぴつオリンピック』
     冒険家が集まってみかんの王国に行きました。そこで開催される“えんぴつオリンピック”に、えんぴつ削りが得意な少女が挑む冒険ファンタジー。独自の世界観が光っていました。

短時間の中で、子どもたちは発想を自由に広げ、声と身体を使って物語を形にしていきました。今回も、それぞれの「今、やりたいこと」に正直に、楽しく取り組む姿が印象的な一日となりました。

(スタッフ 竹内)